【時間:10分】
登場人物①:百星 純白(ももせ すぴか)
登場人物①:女<とある方をイメージした話です。>
登場人物②:黒星 獅子(くろほし れぐるす)
登場人物②:男
0:本編↓↓↓
0:【不思議な夢】
純白(すぴか):私の名前は百星 純白(ももせ すぴか)。
純白(すぴか):宇宙学園に通う学生なの。
純白(すぴか):私の通う学園にはちょっぴり不思議な事があるの。
純白(すぴか):不思議な事?って疑問に思うよね。
純白(すぴか):あ、大丈夫。怪談話とか、七不思議とかじゃないよ!
純白(すぴか):この学園の不思議な事って言うのが。。。
純白(すぴか):学園が名前の通り、宇宙にあるの!
純白(すぴか):ならどうやって通ってるのか?
純白(すぴか):気になるよね?
純白(すぴか):宇宙学園に通う学生の自宅から、星の道が宇宙学園まで伸びてるの。
純白(すぴか):どういう仕組みなのかは、私にも分からないんだけど。
純白(すぴか):でも、ちゃんと宇宙学園まで星の道を歩けばたどり着けるのよ!!
純白(すぴか):ね?不思議でしょ?
純白(すぴか):あともう1つの不思議な夢の事。
純白(すぴか):ちゃんと聞いててね?
純白(すぴか):私のお祖母様の代から引き継がれてる夢の中に介入できる力のこと。
純白(すぴか):誰にでもって訳じゃないの。。
純白(すぴか):自分の運命の人の夢にしか介入が出来ないんだって。。
純白(すぴか):お祖母様から、やり方は教えて貰ってたけど。。
純白(すぴか):勝手に発動したのは、初めてでびっくりした。
純白(すぴか):あれは冬の夜。。私が1人で寝た日に起きた。
純白(すぴか):不思議な夢。。
~:少しの間
純白(すぴか):ここは夢の世界。赤やオレンジの落ち葉が一面に広がっていた。
純白(すぴか):どこまで先があるのか気になって、私は落ち葉上をサクッサクッと歩き出した。
純白(すぴか):途中から落ち葉の音が楽しくなって、秋を走っていた。
純白(すぴか):そしたら、目の前に大きくて立派な獅子がこちらを見つめて立っていた。私は足を止めて見つめ返した。
純白(すぴか):大きな獅子は、ピカッて光ったと思ったら。少し痩せた背の高い男の子が立っていた。
獅子(れぐるす):「貴女は誰ですか?どうして僕の夢に?」
純白(すぴか):「私は純白(すぴか)。
純白(すぴか):えと、私の家系には代々引き継がれてる力があって。。
純白(すぴか):自分の運命の人の夢の中に介入できるみたいなの。。」
獅子(れぐるす):僕がそう問うと、彼女は少し困ったように返してきた。
獅子(れぐるす):今回僕の夢に介入したのは、彼女の意志ではないということ。
獅子(れぐるす):「そうですか。。僕の持ってる力に引き寄せられたんでしょうね。。。」
純白(すぴか):「貴方の力? あ、貴方の名前を聞いてもいい?」
獅子(れぐるす):「はい。僕の力です。
獅子(れぐるす):あ、すみません。まだ名乗ってませんでしたね。。
獅子(れぐるす):僕の名前は、黒星 獅子(くろほし れぐるす)です」
純白(すぴか):「獅子(れぐるす)。とってもかっこよくて貴方にぴったりな名前ね!」
獅子(れぐるす):彼女は僕の名前を褒めた後にふふっと柔らかく笑っていた。 その笑顔をまじかで見て可愛いと思った。
獅子(れぐるす):「貴女は、とても可愛らしい方ですね。」
獅子(れぐるす):そう伝えると彼女は顔を真っ赤にして僕から目を逸らしてしまった。 なんて可愛いんだろうか?
獅子(れぐるす):「貴女は宇宙学園に通ってるんですか?」
純白(すぴか):「うん!通ってるよ?」
獅子(れぐるす):「そうですか♪」
純白(すぴか):少し嬉しそうに目を細めて笑う彼が、小さきライオンのようで可愛いと思った。
純白(すぴか):「貴方は? 宇宙学園に通ってるの?」
獅子(れぐるす):「僕ですか? 僕は。。内緒です笑」
純白(すぴか):「え? 教えてくださいよ。気になります。」
獅子(れぐるす):「僕と貴女が本当に運命の人ならば。また会えます。 僕には星を読む力があるので。」
純白(すぴか):「そっか。そうだよね!あ、名前で呼んでもいい?」
獅子(れぐるす):「ええ、構いませんよ♪ では僕も、純白(すぴか)と呼びますね?」
純白(すぴか):「ふふ笑 なら私はレギュラスって呼ぶわ♪」
獅子(れぐるす):「!? その名前で呼ばれるのは。。。この世界に来る前以来です。。貴女になら呼ばれても嫌な感じはしませんね。。。」
純白(すぴか):レギュラスはそう呟いて少し困ったように笑っていたけど。。それ以上聞かないことにした。
純白(すぴか):「もっとレギュラスと話していたいな。。」
獅子(れぐるす):そう言ってくれる彼女に。僕もだなんて。。
獅子(れぐるす):今はもう彼女が目覚める時間だから、送り出さなければ行けない。
獅子(れぐるす):「純白(すぴか)、もう貴女が目覚める時間です。
獅子(れぐるす):そんなに遠くない未来で僕は貴女を迎えに行きます。
獅子(れぐるす):だから、それまで待っていて下さい。」
純白(すぴか):「うん!もちろん待つに決まってるでしょ?ふふ笑」
獅子(れぐるす):彼女はそう言うと嬉しそうに笑って、光の粒となり消えてしまった。。。
獅子(れぐるす):きっと目覚めたのだろう。この僕の夢から。
獅子(れぐるす):「今はまだ、迎えに行けない。 迎えに行けるまで待ってて。。」
獅子(れぐるす):星々の光るこの宙に僕の言葉は消えていった。
~:少しの間
純白(すぴか):朝日が窓から差し込み目覚めがとても良かった。
純白(すぴか):「とってもいい夢を見た気がする。待つよ。」
純白(すぴか):夢の内容は思い出せないけれど。。
純白(すぴか):でも、確かに私は貴方と話していたんだもん。
純白(すぴか):「待つから。何年でも、何十年でも。
純白(すぴか):だから、レギュラス。迎えに来てね。」
~:~~終わり~~
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