残念な執事とお嬢様②


○○には、執事役のお名前を

☆☆には、お嬢様役のお名前を


ジャンル:エロ×コメディ

【時間:10~15分】

この台本には、SE(効果音)をお願いする所がいくつかありますが、なければないで大丈夫です。あると、リアルに聞こえます。


執事:男。頭の中がピンクまみれになってしまった残念な思考回路の持ち主。

お嬢様:女。思考回路が残念になってしまった執事にツッコミを入れるお嬢様。


✿本編:【残念な執事とお嬢様 ②】


執事:私(わたくし)の名前は〇〇でございます。☆☆お嬢様にお仕えをしている執事にございます。


執事:今日の天気は雨模様になりますね。。。☆☆お嬢様は、傘を持って行かれたのでございましょうか?


✿:~玄関の傘立てを確認~


執事:あ。。☆☆お嬢様の愛用の傘がここに置いてらっしゃる!?


執事:そういえば、☆☆お嬢様。今日は薄生地のワンピースを来ていらしたような。。。。


執事:という事は。。。。雨に濡れて帰ってきた☆☆お嬢様が。。。。


執事:全身びちゃびちゃで、ワンピースが濡れて透けている!?


執事:なんと言う、いやらしいんですか!!ハレンチです!!


執事:では、お嬢様の傘をお届けに行きましょうか。


SE:ガチャっ


お嬢様:全く、生憎の雨だなんて。あんなに晴れていたのに、濡れずに帰ってこられて一安心です。


お嬢様:「ただいま、〇〇。」


SE:バタンっ


執事:「☆☆お嬢様? 雨に打たれては、おられないと? 何故ですか!!」


お嬢様:「なぜって、何よ。その落胆した表情は!濡れずに帰れたんだからいいじゃない!


お嬢様:それともなぁに?またエッチな想像でもしてたの?」


執事:「あ。。。それは。。。いえ、いいのでございます。お嬢様が濡れずに帰られたのならそれだけでいいのでございます。。。


執事:(せっかく、薄生地のワンピースが透けるお姿を見られると思っていましたのに。。。何故、濡れずに帰って来られたんですか!!お嬢様!!私めのご褒美はどこぞに!?)」


お嬢様:「ねぇ、すっごい悪寒来たんだけど。〇〇、何かまたエッチなことでも考えてました?」


執事:「いえいえ。そんな滅相もない。。そんな事は考えたりしてはおりません!何故信じて下さらないのですか!」


お嬢様:「いや、〇〇の表情と態度があってないのよ。。。はぁ~(ため息)」


執事:「あ、それはそれは、申し訳ございません。さて、こちらがタオルになります。どうぞ、☆☆お嬢様。お受け取り下さいませ。」


お嬢様:「このタオルには何もしてないでしょうね?」


執事:「もちろんでございます。普通のタオルにございます。」


お嬢様:「あらそぉ?ならいいわ。有難く受け取るわ。」


✿:間


執事:あ、これはこれはとってもエロいでございますね。濡れた髪の毛を柔らかいタオルで水滴を拭いていく。この手の動き。


執事:あぁ〜。☆☆お嬢様のキレイなお手が。優しくタオルを持ち、☆☆お嬢様の雨に濡れたハレンチな髪の毛を。。。。


執事:くぅー!!私めがそのタオルになりとうございます!!


執事:「(無自覚の小声で)あぁー。そのタオルが私めなら、☆☆お嬢様の雨に濡れた髪の毛を。。。。」


お嬢様:「ねぇ?ちょっと、悪寒するからやめて下さらない? その気持ち悪い思考どうにかならないんですか!?」


執事:「え、何の事でございましょうかお嬢様!」


お嬢様:「いや、ブツブツ言っていたではありませんか!!聞こえていたんですよ!!」


執事:「おや、それは申し訳ございません。私めのエッチな想像が声に出ていたのでございますね。。。。」


お嬢様:「ねぇ、隠すこと無く今ハッキリと【エッチな想像】って言っていたわよね?」


執事:「え?いやいや、言ってはおりませんよ。☆☆お嬢様の気のせいにございます。」


SE:バシっ


お嬢様:「ほんっと、このエロ執事!変態!!バカ!!」


執事:「はい。☆☆お嬢様だけの残念な思考回路を持つ執事にございます。(少し低音気味に)これでよろしいですか?」


お嬢様:「(ゾクッ)な、な、何なんですの!その普段と違う声は!!」


執事:「いえ、☆☆お嬢様が毎日言っておるではございませんか。私めに対して【残念な思考回路を持つ執事】と。。


執事:ですから、認めたまででございます。なにか問題でもございますか?」


お嬢様:「いえ。。。あの。。何故目が笑ってるのですか。。。。ちょっと私の身に危険を察知致しました!!


お嬢様:(自室に急いで戻りましょう。。あんな、〇〇は知りません!!)」


✿:少しの間


執事:そんなに走ってお部屋へ戻られますと、追いかけたくなるではございませんか!


執事:いや、それはやめておきましょう。。。そんなに目が笑っていたのでしょうか?


執事:無自覚なのですが。。。声のトーンを下げたのは少々☆☆お嬢様をからかう為でしたが。。


執事:怖がらせてしまったようでございますね。。


執事:私めの手に残った、☆☆お嬢様の使用済みのタオル。。。これをおかずにしてしまいたいくらいですが、辞めておきましょう。


SE:ガチャっ


SE:パタンっ


お嬢様:はぁ。はぁ。(息切れ)。


お嬢様:何なのよ!さっきの〇〇のあの表情は!!何であんな、あんなに恐ろしい表情をしてたのかしら。。


お嬢様:いえ、あまり深く考えないように致しましょう。うん。そうしましょう。


お嬢様:さっ、気を取り直して、雨に少し濡れてしまったので着替えましょう。


✿:間~着替え終わり~


お嬢様:「さてと。これでいいかしら?」


SE:コンコンっ


執事:「☆☆お嬢様、いらっしゃいますか?」


お嬢様:「〇〇何よ。。」


執事:「先程は申し訳ございませんでした。この通りです。お許し下さい。」


お嬢様:「何の事についての謝罪なのよ。。。」


執事:「先程の玄関での事になります。」


お嬢様:「はぁー(ため息)もういいですわ。。


お嬢様:貴方の謝罪は分かりました。では、水に流しましょう。今回は特別ですよ?」


SE:ガチャっ


SE:バンっ


執事:「有り難きお言葉にございます。ありがとうございます☆☆お嬢様ぁー!!」


SE:サッ(避ける音)


お嬢様:「抱きつこうとしなくてよろしい!!」


執事:「何故、避けるのですか!!私めの愛情表現にございます。そんなにあからさまに避けなくてもよろしいではございませんか!!」


お嬢様:「あー。。。ハイハイ。」


執事:「何ですか!その生返事は!」


お嬢様:「はぁー(ため息)」


執事:「何故ため息を疲れるのですか。。。!?////☆☆お、お、お嬢様!?何でまたそんなにいやらしい衣類を身に纏(まと)ってるのですか!!」


お嬢様:「待ちなさい、コレのどこがいやらしい衣類になるのよ!!


お嬢様:ただのミニスカートなだけですよ!」


執事:「ですから、そんなに短いスカートでは。知らない男共に、☆☆お嬢様の可愛らしいパンツを見られてしまうではないですか!!


執事:それだけは、行けません!!私めなら構いませんけど!」


お嬢様:「構うわよ!!何その、自分は特別ですぅって考えは!!そもそも、屋敷の中でしか動かないのに、何で知らない男が出てくるのよ!!


お嬢様:それに、私のパンツって//// 〇〇見たわね?」


執事:「あ。はい。しっかりと、☆☆お嬢様がお着替えの時にドアの隙間から見ておりました。それが何か?」


お嬢様:「何か?じゃないわよ!!////何で見てるの!!というかそれ、覗きじゃない!!////」


執事:「☆☆お嬢様、何故顔を赤らめておるのですか?」


お嬢様:「もう、本当にぃー!!!この変態!バカ!エロ執事ぃ!!!」


執事:「はい。そうでございますよ?」


お嬢様:「開き直るんじゃないわよ!!全く、本当にまだ。某ドラマの毒舌執事の方がよっぽどマシよ。。。。


お嬢様:こんな、頭の中が真っピンクな執事の対応には疲れます。。。はぁー(ため息)」


執事:「某ドラマのあの執事でございますか?」


お嬢様:「何よ。その視線は。。。」


執事:「いえ、あの毒舌執事が私めだったらきっと☆☆お嬢様は毎回、泣いていると思いますが。。それでもいいのでございますか?」


お嬢様:「何で私が泣く事になるのよ。。」


執事:「夜にお嬢様の寝室に入ってきて、お嬢様にあんな事やこんな事をしてしまうかもしれないではないですか!!」


お嬢様:「何で夜這いをする事を前提に話してるのよ!!」


執事:「何故とは、男は皆、狼になるのですよ?分かっておりますか?」


お嬢様:「知らないわけないじゃない。。。。何なのよ。。もぉ。。。」


執事:「おや、それはそれは。分かってらっしゃるのならば、失礼致しますね」


お嬢様:「な、何よ。何で近づいて来るのよ。ちょっ、ちょっと。。〇〇離れなさいよ。」


執事:「(囁き声)こうやって両手を掴まれて、耳元でいやらしい事を言葉に来てしまうかもしれませんよ?」


お嬢様:「うっ。あっ。。ちょっ。。やめ。。やめなさい。。///」


執事:「☆☆お嬢様のようにこんなに可愛らしい女性を前にして、手を出さないなんて男がすたるもんです。。!?」


SE:ガンッ


お嬢様:「いい加減にして下さらない!!そのまんま、蹲(うずくま)ってて結構よ!!バカ、変態!!エロ執事!!」


執事:「ぅぐっ。。こんなのあんまりでございます。。何も、何も、私めの急所を蹴りあげなくても。。よろしいではございませんか。。。うぅ。。。」


お嬢様:「私は言ったのよ?離れなさいっと。でも〇〇、貴方は離れずに私の耳に///あろう事か耳に///


お嬢様:くすぐったいんです!!辞めてください!!」


執事:「あんな反応されると私めが困ります。。何なんですかその可愛さは!もう、お嬢様以外の女性には仕えません!決めました!


執事:☆☆お嬢様、夜のお供でも、1人でのいやらしい事をする時には必ず私めをお呼びくださいませ!


執事:☆☆お嬢様のあんな姿やこんな姿は私めだけに見せて下さいませ。」


お嬢様:「夜のお供って。。。いやらしい事なんて何もしませんからご安心を!!本当に貴方の頭の中は残念ですわ。。


お嬢様:何でそんなにエッチな想像に繋がるのですか。。。。はぁー(ため息)」


執事:「なぜと言われましても。。。先程の目の潤んだ、☆☆お嬢様がとてもハレンチな表情をしておりましたので。。つい。。」


お嬢様:「ついって何よ!そんな表情してません!」


執事:「しておりました。とっても色っぽいご表情でございました。。。。」


SE:ゴンっ


執事:「っ痛ぁ。どこから取り出したんですか!?その鉄パイプは!頭が痛いのでございます、☆☆お嬢様。」


お嬢様:「んふふ、何処でもいいでは無いですか!というか、今日はもう出ていって!!しばらくは入室禁止です!!」


執事:「そんな、そんなのあんまりでございますぅ(泣)


執事:何故、入室禁止になるんですか。反省しろと言う意味でございますか!?


執事:それならば、今この場で反省を致します。致しますから、どうか入室禁止だけはご勘弁を。。。。」


お嬢様:「い・や・よ・!!」


✿:少しの間


お嬢様:「どなたか私の真面目な執事になって下さらない?


お嬢様:そして、ここにいる頭が残念な執事を調教して下さらない?


お嬢様:私には、この頭ん中がドピンクな執事は本当に手に負えません。。。」


✿:~❀終わり❀~