✿本編:【残念な執事とお嬢様 ③】
執事:私(わたくし)の名前は〇〇でございます。☆☆お嬢様にお仕えをしている執事にございます。
執事:今日は絶好の浴衣日和になりますね。☆☆お嬢様の浴衣はどんな柄なのでしょうか。それとも、お着替えの時にはどんなエロいお姿なんでしょうか。。。
執事:とっても気になってしまいます。
✿:~お嬢様のお部屋の前で待機~
執事:考え事をしながら、つい、☆☆お嬢様のお部屋の前に来てしまった。
執事:「☆☆お嬢様、起きておられますか? 開けてもよろしいでしょうか?」
お嬢様:「ダメに決まってるでしょ!今、着替え中よ? また除くとか言わないわよねぇ? ねぇー? 〇〇?」
執事:「これはすみません、今日は珍しく起きられたんですね。。いや、今回は覗きは致しませんのでご安心を。☆☆お嬢様の下着姿を私めが想像する事は、お許し下さいませ。。。」
お嬢様:「はい? 何故、いちいち私の着替えてる姿を想像する必要があるのよ!」
執事:「何故と言われましても、私め自身へのご褒美にございます。」
お嬢様:「あー。。。もう! 本当に気持ち悪い思考ですわね! やめて下さらない!」
執事:「やめてしまっては、私は私ではなくなりますがよろしいですか?」
SE:ガチャっ
執事:「おや、☆☆お嬢様。お着替えが終わったのですか?って。。。。!?///// 色っぽいでございますぅー、☆☆お嬢様。。。」
お嬢様:「あー。。ハイハイ。ありがとうございます。はぁー(ため息)
お嬢様:あ、そういえば。〇〇に伝えるのをうっかり忘れていましたが、今日の花火大会には〇〇、貴方は着いてこなくて結構よ」
執事:「え、それはいったいどうしてですか?☆☆お嬢様? まさかお一人で行かれるのですか?それはなりません!私めは、☆☆お嬢様の、執事兼騎士にございます!!
執事:それとも、何方か殿方と行かれるのでございますか?もし、そうなのでしたら、後ろからついて行きます!」
お嬢様:「ついて来なくていいから!!というか、執事兼騎士って何!? 初めて聞きましたわよ! 私が誰と行こうと〇〇には関係のない話でしょう?」
執事:「関係なくはないのでございます。☆☆お嬢様を御守りするお役目を、旦那様より授かっております。」
お嬢様:「いや、そうだとしてもですよ? 私にもプライベートはあるんです!いちいちストーカーみたいな事をしてこないでください!!」
執事:「ストーカーだなんて。。酷いでございます。私めは、私めは、ただ、☆☆お嬢様の心配をしているだけでございますよ? 何故、そんな私めに対して【ストーカー】なんて言うんですか!!」
お嬢様:「なら、ついてこないでくださいね?」
執事:「もし、着いて行ったらどうなるんですか?」
お嬢様:「もしも、も仮にも、着いて来るんならお父様に言いつけます!今までの貴方の私へ対してのエロ発言等などをね? それでもいいのならば、着いてくればいいんでは無いですか?」
執事:「それは困ります。少し考えさせて頂きます。」
✿:間
執事:☆☆お嬢様が。私めに秘密を作られる時が来るなんて。。。大変ショックにございます。。。
執事:というより、着いて行くなと言われると人間の心理で着いて行きたくなってしまうではないですか!!
執事:ぐぬぬ。。。ついて行ってしまうと、お嬢様に旦那様へ私のこの【エッチな想像】を報告されてしまいます。。。
執事:それは、絶対に阻止せねばなりません。
執事:さて、どうしたものか。。。。。
✿:間
お嬢様:「それで?考えは終わったのかしら?」
執事:「はい。一応ですが。。。」
お嬢様:「へぇー。。今回はついて来ないって所かしらね?」
執事:「さようでございます。。私めとしては、大変残念にございますが。。。お嬢様の逆鱗に触れ、旦那様へ言われでもしたら1番困りますので。。。」
お嬢様:「へぇー。貴方が大人しく引き下がるのは少し怖いような気もしますが。。あまり気にしないように致しますわ。。」
執事:「それは、何よりでございます。では、私めは自室へ戻らせていただきます。」
お嬢様:「え?あぁ。はい。」
執事:「では、失礼致します。☆☆お嬢様。」
SE:ガチャっ
SE:バタンっ
✿:~お嬢様サイド~
お嬢様:〇〇が大人しく引き下がったなんて。。きっと何かを企んでるに違いないわよね?
お嬢様:そうでないと、あんなに考え事をしながら静かに下がって行く事なんてあまりないのでは。。?
お嬢様:まぁいいわ、とりあえず。彼に電話を入れないとですわね。。。
✿:間
お嬢様:スマホの連絡先から彼の名前を見つけ、通話をするために、メッセージを送ると。直ぐに返事が【OK】と、返ってくる。
お嬢様:「よし、では。かけます。」
SE:プルルルル。。。。
櫻井:『もしもし、☆☆さん。』
お嬢様:「もしもし、櫻井様。今着替えが済みました。どちらに向かえばよろしいですか?」
櫻井:『あ、もう着替え終わったんだね?わかった、なら、今からお迎えに上がります。☆☆お嬢様。』
お嬢様:「あの、櫻井様? 私をからかっております?」
櫻井:『いえいえ、そんな滅相もないですよ。からかってなどおりませんよ。。。なんてね』
お嬢様:「ふふ笑 そういうのをからかってるって言うんですよー?」
櫻井:『これはこれは、申し訳ないです。☆☆お嬢様。』
お嬢様:「もぉー/// あんまりからかわないで下さい///」
櫻井:『照れてますか?☆☆お嬢様?』
お嬢様:「て、照れてなど///いません///」
櫻井:『☆☆お嬢様のツンデレもとても可愛くて俺は好きですよ。』
お嬢様:「あ、ありがとう///ございます///櫻井様///」
櫻井:『ではもう時期、☆☆お嬢様の屋敷前に着くので下に降りてきてくださいますか?』
お嬢様:「ええ、わかりました!今から向かいますね!」
櫻井:『はい、お待ちしております。』
SE:プープープープー。。。。。
お嬢様:部屋を出るまでに巾着の中にお財布と手作りクッキーを持って下駄を履き、屋敷の玄関から外へでて待っているであろう、櫻井様の元へ早足で向かいます。
✿:~執事/〇〇サイド~
執事:本来ならばあまり宜しくないのですが。。。コレをお嬢様の巾着の袋に取り付けておきましょう。
執事:よし、☆☆お嬢様の元へメイドに頼んで置いておいてもらいましょう。
執事:さてと、お嬢様のお相手は何方(どなた)なのでしょうか?
執事:イヤホンを両耳に入れ、小型のスピーカーの機械のスイッチをONにする。
執事:イヤホン越しに☆☆お嬢様と誰かの話し声が聞こえてくる。
✿:~お嬢様サイド~
お嬢様:「櫻井様、待ちましたか?」
櫻井:「待ってませんよ、☆☆お嬢様。」
執事:(誰ですか!? この男は!!私めの☆☆お嬢様が。。。)
お嬢様:「本当ですか?良かったです。」
櫻井:「あぁ、本当ですよ。さてと、お手をどうぞお姫様。」
執事:(お手ですと!? 私めの☆☆お嬢様の麗しいお手を、見ず知らずの男に触らせる等。あー。。。今すぐにでも☆☆お嬢様のお傍に向かいとうございます!!)
お嬢様:「ふふ笑 そこはお姫様なのですね。」
櫻井:「それはそうでしょう?俺にとったら☆☆さんは、彼女なんだから。姫様だよ。ダメでしたか?」
お嬢様:「いえ、ダメだなんてそんなことないです。寧ろ嬉しいです///」
執事:(☆☆お嬢様が。☆☆お嬢様が、こんなにも可愛らしいなんて!!何故私めには、その可愛らしいお姿をお見せして下さらないんですか!!)
櫻井:「それなら良かった。では、☆☆お嬢様。一緒に参りましょうか。花火大会に。(手の甲にリップ音1つ)」
お嬢様:「!?///。。はい///」
執事:(私めの☆☆お嬢様の手の甲にキスを落とすなんてなんという不覚でございますか!!
執事:あー!いてもたってもいられません!!今すぐにでも☆☆お嬢様のお傍に向かいたいのでございます!)
櫻井:「☆☆お嬢様、少しその手に持つ巾着をお借りしてもよろしいでしょうか?」
お嬢様:「ええ、いいですわよ?」
櫻井:「ありがとうございます。」
✿:間
お嬢様:櫻井様は、私の巾着を手に取ると、不自然に取り付けられたポケットの中に手を入れ、小型のマイクのようなものを手に取っていました。
櫻井:『(お嬢様にバレないように小声で)☆☆お嬢様の執事さん?コレ、盗聴ですよね?立派な犯罪ですよ?心配なのは分かりますが、コレは度を超えているかと思います。
櫻井:あまり☆☆お嬢様にストーカーの様な行為はお控え下さいませ。私めからの忠告にございます。』
執事:(くっ。ご最もな事にございます。。というより、櫻井と名乗っているこの方の声どこかで聞いた事のあるような。。。)
お嬢様:何かを話した後に、櫻井様が何かを足で踏んでいました。
お嬢様:「櫻井様、どうなされたのですか?」
櫻井:「ん?あぁ、☆☆お嬢様は気にしなくて大丈夫ですよ。」
✿:少し間
お嬢様:その後、櫻井様と出店を楽しみながら、花火大会を沢山堪能する事が出来ました。
お嬢様:帰りは櫻井様に近くまで送って頂き、私はとても幸せです。
SE:ガチャっ。
お嬢様:「ただいま戻りましたわ。」
SE:バタンっ。
執事:「お、お帰りなさいませ、☆☆お嬢様。
執事:花火大会は楽しめましたでしょうか?」
お嬢様:「えぇ、とっても綺麗で驚きました♪
お嬢様:出店というんですの?それもいくつか堪能して来ました。とても楽しい時間でしたわ♪」
執事:「さようにございますか。☆☆お嬢様が楽しまれて何よりでございます。
執事:「ですが、やはり私めも一緒に行きとうございました。」
お嬢様:「へぇー。。一緒に行きたいと言いつつ、私の巾着に盗聴器をつけていたのはどこの何方(どなた)でしたっけ?」
執事:「その件に関しましては、☆☆お嬢様のに何か起こっては宜しくないと判断をした結果になります。」
お嬢様:「そうだとしてもよ? 〇〇、盗聴器はやりすぎです!!」
執事:「はい。申し訳ございません。」
お嬢様:「私の心配をしてくれた事に関しては。。。感謝致しますわ。不可抗力ですけども。。」
執事:「お嬢様がデレられた!? もう私め、死んでも構いません!!それくらい幸せにてございました!!」
お嬢様:「何を訳の分からないことを、言ってる訳?
お嬢様:というか。死ぬとか言わないで下さらないかしら?」
執事:「それは、大変申し訳ございませんでした!!」
お嬢様:「まぁいいわ。、とりあえず、私は入浴に致しますわ」
執事:「はい、☆☆お嬢様。では、お背中は、私めが直々に流してあげましょう!」
お嬢様:「なんでそうなるのよ!結構ですわよ!」
執事:「なぜですか!? いいではありませんか!
執事:☆☆お嬢様の成長され、程よく肉が着いたボディ、それに、しなやかなクビレ。。
執事:☆☆お嬢様の立派に成長なされたお胸等など。
執事:私めは見る義務がございます!!」
お嬢様:「はい?そんな義務なんてあるわけないでしょう!!
お嬢様:何なんですか、まるで私の裸を見た事があるみたいな言い方は!!!!
お嬢様:って。。。、。ま、まさか。。。、〇〇貴方。。(声を震わせながら)」
執事:「まさか、なんですか?☆☆お嬢様?」
お嬢様:「私の裸を見たなんておっしゃいませんよね?」
執事:「何を仰っているんです?
執事:もちろん、しっかりと私めの目に焼き付けておるに決まっているでしょう?」
お嬢様:「な、な、な、な、なんでですの!!いつです?いつみたって言うんですか!!」
執事:「いつと言われましても。。。以前☆☆お嬢様が湯船に浸かりすぎてのぼせた時に、ございます。」
お嬢様:「あー、あの時ね。ってなるわけないでしょ!!
お嬢様:それに、あの時私を介抱したのはメイドだと報告を受けてますけど!!」
執事:「すみません、バッチリと私めが介抱をさせて頂きました!!
執事:いやぁ。☆☆お嬢様の体ラインは本当に綺麗であり。エロくもあり、女性特有の柔らかさがございました!!」
SE:ガンっ
お嬢様:「その、残念な思考回路どうにかなりませんの!?
お嬢様:もう本当に。。。(小声で)黙っててくれればイケメンなのに。。。口を開くと残念でしかないってもったいない。。。」
執事:「ところで☆☆お嬢様? 先程の"櫻井様"とはどんな人なのですか?」
お嬢様:「どんなって、とても優しくて、かっこよくて、それに、貴方と違ってちゃんと執事業をしている人よ」
執事:「その方も執事を。。。」
執事:やはり、私めの思っている答えになりそうですね。。。ですが、☆☆お嬢様には何も伝えないように致しましょう。
執事:☆☆お嬢様の言う"櫻井様"は、執事業の世界の中で知る人ぞ知る✕✕な執事だということを。。。
執事:「☆☆お嬢様、入浴されるのでしたら、私めも一緒に行きます故(ゆえ)、二人であんなことや、こんなことを致しましょう!!」
SE:ゴンっ
お嬢様:「貴方と誰が一緒に入浴をするって、言いましたか? その残念な思考回路もそろそろ末期なのではないのです?
お嬢様:しばらくは床に伏せってなさい!!」
執事:「ぐっぅぅー。。。☆☆、お嬢様ぁ。あんまりでございますぅー。今回ばかりは、本気で私めの急所を蹴りあげましたね。。ぅっあぁ。。」
✿:~❀終わり❀~
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