❀:本編【残念な執事とお嬢様 ⑤】
執事(影山):私(わたくし)の名前は□□(影山)でございます。☆☆お嬢様にお仕えをしている執事の代理にございます。
執事(影山):普段の☆☆お嬢様の執事の方が体調を崩されたので私めが代理を務めさせていただきます。
執事(影山):さて、今夜はとても綺麗な満月にございます。☆☆お嬢様をお連れして、月見でも行きましょうか。。。
SE:コンコンっ。
執事(影山):「☆☆お嬢様、いらっしゃいますか?」
お嬢様:「ん?いるわよ?」
執事(影山):「入ってもよろしいでしょうか、☆☆お嬢様?」
お嬢様:「いいわよ。入りなさい、〇〇。」
執事(影山):「では、失礼致します。☆☆お嬢様。」
SE:ガチャっ。
SE:パタンっ。
お嬢様:「〇〇、どうかしましたか?こんな夜に。。。まさか、夜這いとか言いませんよね?」
執事(影山):「☆☆お嬢様、それはありません。ご安心下さいませ。」
お嬢様:「あらそう、なら良かったわ。それで、要件はなんですの?」
執事(影山):「私めと一緒に、月見を致しませんか?☆☆お嬢様。
執事(影山):今宵の月は満月にございます。きっと、月の光に照らされる☆☆お嬢様はお綺麗だと思いますが。。。」
お嬢様:「月見。。いいわねぇ。行きましょうか! ただし、エッチな想像はしないって約束して下さいます?」
執事(影山):「了解致しました。今回の私めはそんな事は考えないとだけ伝えておきましょう。(エッチな想像とは。。。? とても苦労をされているご様子。。今日ばかりはリラックスして欲しいくらいです。)」
お嬢様:「怪しい。。。。本当に、しないで下さいね?」
執事(影山):「ええ、分かっております。」
お嬢様:「ちょっと待って、貴方は、〇〇ですよね?」
執事(影山):「いえ、私めは□□(影山)にございます。☆☆お嬢様。」
お嬢様:「えっ? □□(影山)? 〇〇は?どうしたの?」
執事(影山):「〇〇は体調を崩し療養をするとの事にございます。なので、私めが代理を務めさせていただきます。」
お嬢様:「待って、待って。貴方。。。櫻井様よね?」
執事(影山):「あはは笑 やっぱりバレてしまいますよね?」
お嬢様:「えっ?えっ?」
執事(影山):「櫻井は、私のプライベートの時の名前になります。今は執事としての仕事中なので、□□(影山)となります。」
お嬢様:「えっと。。某ドラマの?」
執事(影山):「皆様同じ事を聞くんですね苦笑 私めはその某ドラマの執事ではございませんよ。他人の空似でございます。」
お嬢様:「本当にですか?」
執事(影山):「本当でございます。」
お嬢様:「それなら。。いいけど。。。」
執事(影山):「ご安心下さいませ。それでは☆☆お嬢様、月見に行きましょうか」
お嬢様:「えぇ、□□(影山)なら喜んで。」
執事(影山):「では、行きましょうか。」
お嬢様:「えぇ。」
✿:少しの間
執事(影山):「☆☆お嬢様、夜風は冷たくはありませんか?」
お嬢様:「えぇ、そこまでは寒くないわ。心配をしてくれてありがとうございます。」
執事(影山):「いえ、大切な☆☆お嬢様がお風邪を引かれてしまうのは申し訳ないので。」
お嬢様:「そ、そんな事ないですよ。大丈夫です。」
執事(影山):「では、もう少し満月が綺麗に見れる所まで行きましょうか。」
お嬢様:「えぇ、□□(影山)様といられるなんて夢のような時間ですね。。」
執事(影山):「そう言って頂けて何よりにございます。」
✿:間
お嬢様:「ココとっても綺麗ね///」
執事(影山):「えぇ、そうでしょう? この場所はとても綺麗に満月が見れるんですよ。お気に召してもらえて何よりにございます。」
お嬢様:「はい。とっても綺麗です///」
執事(影山):「では、☆☆お嬢様。こちらをよろしければ召し上がって下さいませ。」
お嬢様:「あ、お月見団子。。。」
執事(影山):「毒などは入ってはおりません。ご安心を、私めが作った物にございます。」
お嬢様:「□□(影山)様が作ったんですの!?」
執事(影山):「はい、さようにございます。」
お嬢様:「では、頂きます。」
執事(影山):☆☆お嬢様は、1つ手に取ると口に放り込み。とても美味しそうに食べておりました。
執事(影山):☆☆お嬢様がこの様な可愛らしいお姿を見せてくれるのは幸せな事にございます。
執事(影山):☆☆お嬢様には名残惜しいのですが、時間が来てしまわれました。〇〇と変わりましょう。。
✿:間
執事:「☆☆お嬢様!!私めが療養しているって言うのに!なんでこんな寒空の下で団子なんて食べてるのですか!!
執事:風邪を引かれたらどうするんですか!!
執事:そうか、☆☆お嬢様が風邪をひく=私めが看病をする=☆☆お嬢様の身体をぬるま湯で浸したタオルで拭く!?
執事:な、な、な、ハレンチにも程があります!!」
お嬢様:「あら、〇〇に戻ってしまったの? はぁー。(ため息) 残念ですわ。。またいつか会えますよね。。。」
執事:「☆☆お嬢様の言う、櫻井様がここに要らしたと?」
お嬢様:「え、えぇ。先程まで居ましたけども。。。? それがどうなされたんですの?」
執事:「本当の本当に、櫻井様でしたか?」
お嬢様:「な、何よ。私が嘘をついてるとでも言うのかしら?」
執事:「いえ、そういう事ではないんです。大丈夫です。。なんでもございません。。。。」
執事:櫻井様が□□(影山)として、☆☆お嬢様の前に現れたって事は。。。
執事:早かれ遅かれ、私めが。。。。いえ、考えるのはやめておきましょう。。。。
✿:間
お嬢様:「それで、〇〇、体調は大丈夫ですの?」
執事:☆☆お嬢様が私めの心配をして下さってる!!なんと、なんと幸せなことなんでしょうか!!
執事:「はい!そりゃあもう!大丈夫でございます!☆☆お嬢様のその細い肩を抱きしめたい位にございます。」
お嬢様:「頭の中がピンクでは無い〇〇は、なんというか。。。」
執事:「☆☆お嬢様も、エッチな想像の私めの方がよろしいのですねぇ!!!
執事:そうですか、そうですかぁー!ではでは、遠慮なく、抱きしめてしまいますけどもよろしいでしょうか?」
お嬢様:「いえ。少し、肌寒いので。もう屋敷に戻ります。」
執事:「女性の一人歩きは危険にございます!☆☆お嬢様、私めもお傍に行かせていただきまぁす!!」
SE:ズッシーンっ。
お嬢様:「なんで飛びついて来るんですの!? 普通に歩きなさいよ!!」
執事:「病み上がりの私めを避けるなんて、何ていう鬼畜なんですか!!
執事:☆☆お嬢様、私めが怪我をしたらどうするおつもりですか!!」
お嬢様:「そんなの。自業自得って言うんですよ?知ってました?」
執事:「あー。。でも、☆☆お嬢様のスカートが風でめくれて、パンツをチラリと見ることができたので。。。
執事:結果的に幸せにございますぅー!!」
SE:バッチーーンっ!!
お嬢様:「最低!!〇〇!!貴方、最低ですわ!!」
執事:「☆☆お嬢様の平手打ちはとても効きました。。
執事:きっと、私めの頬には☆☆お嬢様の手の後、紅葉柄になっているのですね。。。。
執事:あぁー。。私めの頬に、☆☆お嬢様の証が!!
執事:今宵の満月の下(もと)、こんなに☆☆お嬢様に愛されているなんて!!とても感激にございます!!」
お嬢様:「誰が愛してるって? 最低と言ったんです!!なんでそれが愛されたってなるんですか!!
お嬢様:〇〇、貴方は元々はこんなに思考回路が残念ではなかったのに。。。。
お嬢様:何故そうなってしまったんですか!!」
執事:「その事に関しましては、無言を貫かせていただきます。」
お嬢様:「ふぅーん。」
執事:「屋敷へ戻ったら、私めと一緒に入浴を致しましょう! 冷えた身体を私めと一緒に温めましょう!!」
お嬢様:「いい加減にして下さい!! 嫌です!貴方とだけは入りません!!」
✿:~終わり~
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