❀:本編【残念な執事とお嬢様 ⑥】
お嬢様:あー。お腹がすきましたわぁ。。。でも、今現在の時刻は、と言うと。。。
お嬢様:10時30分かしら。。?
お嬢様:この時間帯ならメイドに頼めば厨房を貸して貰えるはずだったわよね。。。
お嬢様:「□□、この時間帯の厨房をお借りしてもよろしいかしら?」
メイド:「はい。この時間帯でしたら大丈夫だと思いますよ、☆☆お嬢様。」
お嬢様:「そしたら、厨房を少しお借り致しますね。」
メイド:「はい、分かりました。所で何を作るのですか?」
お嬢様:「えとですね。ホットケーキの生クリーム添えを作ろうかと思ってます!」
メイド:「それはとてもいい事ですね!私も一緒に作るのをお手伝い致しますよ、☆☆お嬢様。」
お嬢様:「それは、とっても助かります!では、いきましょか!」
メイド:「ええ、☆☆お嬢様。」
✿:~厨房にて~お嬢様&メイドサイド
お嬢様:「さてと、無事に〇〇に合わずに厨房に来れたわねぇ。。。」
メイド:「えぇ。そのようでございますね、☆☆お嬢様。」
お嬢様:「では作ってしまいましょう!!」
メイド:「はい!」
お嬢様:ホットケーキミックス、それに、卵、牛乳をボウルに入れて、ハンドミキサーで混ぜる。
SE:ウィーーーーーーンっ。
SE:ゴトゴトっ。
お嬢様:「□□、ボウルを抑えていてちょうだい!」
メイド:「はい、仰せのままにお嬢様!」
SE:ウィーーーーーーンっ。
SE:ゴトゴトっ。
お嬢様:だいぶ混ざって来たわね。。。よし!じゃあ、□□にフライパンで焼いて貰いましょう!
お嬢様:「□□、ホットケーキの生地をフライパンで焼いて貰えますか?」
メイド:「もちろんにございます、☆☆お嬢様。」
お嬢様:「では、任せましたよ。」
メイド:「はい!」
SE:カタンッ。
SE:ジュっ。
SE:ジュワァーンっ。
お嬢様:□□がホットケーキを焼いている間に、生クリームを作って起きましょう♪
お嬢様:「ボウルに、グラニュー糖、生クリーム入れて。ハンドミキサーで、混ぜる。
お嬢様:角ができるまででしたわよね?」
メイド:「その通りにございます、☆☆お嬢様。」
SE:ジュっ。
SE:ぽたぁんっ。
お嬢様:「ありがとう、□□♪ ではでは、氷水を別のボウルで作って、その上に生クリーム用のボウルを乗せて混ぜる♪」
✿:~厨房前~執事サイド
執事:おっと。。。ん?
執事:「○○へ、今は入るべからず。□□と私で作りたいものがあるので、絶対に入って来ないで下さいね!!! ☆☆」
執事:くくくっ笑。
執事:なんとも可愛らしいメッセージなのでしょうか!☆☆お嬢様が、私めの為にこんなにも可愛らしいメッセージを書いて下さったと?
執事:いやぁ、これだから☆☆お嬢様の執事を辞められないんですよねぇー。。。
執事:さてさて、入って来るなとの事だったので。。。仕方ありません。中には、入るのはやめておきましょうか。。
執事:その代わり、なにがされてるのか扉の前で聞いていましょうかね。。。
✿:間
お嬢様:(生クリームが仕上がりましたわ!□□、そちらはどんな感じです?)
執事:生クリームを何に使うのですか!☆☆お嬢様!!
執事:っは! もしや、☆☆お嬢様がメイドの□□といやらしい事でもしようとしているのでは!?
執事:生クリームを☆☆お嬢様の綺麗な体を滑っていくぅ~。。。あー、なんともいやらしいのでしょうか!!
執事:メイドに生クリームを体に塗って貰うだなんて、羨ましすぎます!!
執事:☆☆お嬢様、そのお役目は私めにお譲り下さいませぇー!!!!
✿:~厨房にて~お嬢様&メイドサイド
お嬢様:「(小声で)ねぇ、□□。私の気のせいなのかしら?扉の前からすっごい悪寒が来るのですけども。。。。。」
メイド:「(小声で)いえ、☆☆お嬢様の気のせいではないのだと思います。きっと、○○が扉の前でまた、残念な思考回路に入ったのだと、そう思います。」
お嬢様:「(小声で)やっぱりですの?苦笑」
メイド:「(小声で)☆☆お嬢様、どう致しますか? ホットケーキの生クリーム添えはこのままお作りになりますか?」
お嬢様:「(小声で)ええ、ここまで頑張ったんですもの! あとは盛り付けだけなんですよ? 最後まで作ります!」
メイド:「(小声で)了解致しました。では、焼けたホットケーキをお皿に乗せて行きますので、☆☆お嬢様は生クリームを添えて下さいませ。」
お嬢様:「(小声で)ええ♪ 分かりましたわ!」
✿:~厨房前~執事サイド
執事:おや?何も聞こえなくなってしまいました、。。
執事:もしや!?
執事:メイドの□□に責められた☆☆お嬢様が可愛らしいお声をあげるのを我慢しているのでは!?
執事:こうしちゃおけません!!
SE:ガチャっ。
執事:「そんな私めに隠れていやらしい事をなさるなんて!!絶対にダメです!!☆☆お嬢様ぁー!!」
お嬢様:「はい?なんの事ですの?」
メイド:「恐らく、生クリームという言葉に反応をして私と☆☆お嬢様がエッチな事をしていると。いう思考に変わったのでしょうね。。。」
お嬢様:「もう!!なんで○○は毎回そうなんですの!!せっかく、せっかく。。。今回は昔の様な優しい執事に戻ってくださると思ったのに!!それなのに、それなのに!!!なんでですの!!(涙)」
メイド:「☆☆、お嬢様、泣かないで下さい。こんな思考回路が残念な執事の○○なんかに、涙を流さないで下さい。」
執事:「☆☆お嬢様。。。。が泣かれている。。。?」
メイド:「○○さん、【貴方が】☆☆お嬢様を泣かせたんですからね!!☆☆お嬢様は、昔の様な優しい執事であった貴方に戻って欲しくて、昔の貴方から作って貰ったホットケーキの生クリーム添えを作っていたのにも関わらず、本当に、残念な思考回路になってしまった○○さんには、残念です!!☆☆お嬢様に、謝ってください!!泣かせたんですから!!(怒)」
お嬢様:「□□、いいの。私がいけないんですきっと。。○○が昔の様に優しい執事に戻って欲しいなんて想いを抱いた私がいけないんですから。。いいんです。。(涙声)」
執事:「(小声で)☆☆お嬢様の為に残念な思考回路の執事になったわなったが。。。俺のせいで☆☆お嬢様を泣かせた? なぜだ? ☆☆お嬢様の母君(ははぎみ)がお亡くなりになってから☆☆お嬢様から笑顔が消えていた。それがとても心が痛くて、だから。少しでも元気になって欲しくて今までこうしてきたが。。。俺が間違っていたのか? いや、でも、この残念な執事で、退職するまで頑張らないと。。。」
✿:間
執事:「☆☆お嬢様。。大変申し訳ございませんでした。私目の為にこんなに目を赤らめさせてしまい申し訳ございません。」
お嬢様:「いいわよ。。もう。というか、貴方に謝られると何か嫌な感じがします。。。とりあえず、コレ受け取って下さりません?」
執事:「☆☆お嬢様、丁寧に謝ったのにも関わらず。何故そんな悲しい事を仰るのですか!!失礼でございますよ!!」
お嬢様:「普段の貴方の発言の方が十分失礼だと思いますけど?ねぇ、□□はそうは思いませんか?」
メイド:「ええ、そう思います。☆☆お嬢様。」
お嬢様:「ほら、見なさい。」
執事:「そんなのあんまりにございますよぉー。☆☆お嬢様!!」
お嬢様:「いいから、受け取って下さりますよね? 不本意でしたが、(声を段々小さく)コレは貴方の為に作ったんですから。。。」
執事:「☆☆お嬢様?今何と仰ったのですか?」
お嬢様:「知らないわよ!!気のせいではないんですか?□□、部屋へ戻ります。」
メイド:「はい。☆☆お嬢様。」
✿:~終わり~
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