煌めく街にいるキミへ


【海空への手紙】のお返事です。


男。一人称:俺


ジャンル:手紙

【時間:5分】


手紙を読むようにゆっくり読んでもらえると良きかと

本編:【煌めく街にいるキミへ】


俺:煌めく街にいるキミへ。。。


俺:キミは毎日、毎日、俺を見上げては何かを願う。


俺:何を願ってるんだ? と、とても気になった。


俺:キミがどういう人なのか? 何で俺を想ってくれてるのか? それが気になったんだ。


俺:だってそうだろ? 世界が違う俺とキミ。


俺:俺はこっちで死んでしまった。それで星となってしまった。


俺:でもキミはまるで、全てを見透かした様に。


俺:夜空にチカチカと輝く星になった俺に手を何度も伸ばす。


俺:大事な甥っ子すらも、守れない。


俺:何が名付け親だ! って自分にイラついたりもした。


俺:でもその度に、キミの声が心地よかった。


俺:イラついた心がスっと落ち着いていく。


俺:キミは一体何なんだ? 俺の心をこんなに惹き付けて。。


俺:もし。神がいるのなら、キミの元で一緒に生きたい。


俺:キミの名前を、俺が生まれ変わったら。


俺:聞かせて欲しい。


俺:キミの願いを一緒に叶えよう。


俺:キミが願うのなら、レギュラスも探そう。


俺:そして、3人で笑って暮らそう。


俺:黒き狼の俺も、獅子のレギュラスも。


俺:今思えば、2人とも同じ寮のはずだったんだな。。。


俺:すまない、レギュラス。


俺:この煌めく街にいる、俺を愛してくれる、キミを。


俺:この手で抱きしめたい。この手で手を繋ぎたい。


俺:もし、許されるのなら。今すぐキミの傍へ。。。


0:~~~終わり~~~