※1:な行が【にゃ】【にぃ】【にゅ】【にぇ】【にょ】になってる猫がいます。(黒猫のみ)
※2:読むのが難しい場合、普通に人語【な】【に】【ぬ】【ね】【の】でも構いません。
※3:詠唱呪文あります。()内の【詠唱】は読まなくて大丈夫です。叫ぶもよし!静かに唱えるもよし! お好きにどうぞ!
本編:【猫王国物語】
輝(てる):俺の名前はテル、今から話すのは俺が体験したちょっと不思議で可愛い猫たちの王国のお話。
0:間
輝(てる):とある秋の日、俺は魚釣りに行こうと釣竿道具を持って釣りスポットへ向かって歩いていた。
輝(てる):歩道の端(はし)にうずくまってる黒い猫がいるのに気づいた俺は、猫のそばにゆっくりと近づいた。
輝(てる):もし、怪我でもしてたら大変だから。。。
輝(てる):「おーい、黒猫さん、うずくまってどうしたの? 生きてるかい?」
輝(てる):俺が黒猫の生存確認をする為に声をかけると小さい声が聞こえた。
黒猫:「うぅー。。おにゃかぁ。空いて動けにゃい。。」
輝(てる):ん? 今明らかに猫の鳴き声とは違う声がしたような。。。
輝(てる):猫が喋るわけないよな? 。。。ないよな?
黒猫:「そこの人間。にゃにぃかもってにゃいかにゃ?」
輝(てる):黒猫が突然、くるっと俺の方を向いて話していた。
輝(てる):「猫が。。猫が喋ったぁあ!?」
黒猫:「にゃんにゃ? 儂が喋ったらいかんにょかにゃ?」
輝(てる):黒猫は見た目に反して、一人称が儂(わし)って。。
輝(てる):でもどう考えてもこの黒猫が喋ってるんだよなぁ。。
輝(てる):「あれか?新手の喋るぬいぐるみとか?」
黒猫:「失礼にゃ事を言うにゃあ。儂は、にぇこ王国の王様にゃぞ?」
輝(てる):黒猫は、仁王立ちをして人間の子供の様に、両手を腰に当ててエッヘンとでも言うかの様に立っていた。
輝(てる):「えーと、うずくまってる黒猫が実は喋れる猫で。。。黒猫が、猫王国の王様で。。。今仁王立ちしてると。。。って信じられるかぁあ!!!!」
黒猫:「にゃぁ!? 急に大きい声を出すのではにゃい!! びっくりしたにょにゃ!!」
輝(てる):相当びっくりしたのか、飛び跳ねて綺麗に着地していた。あ、もちろん仁王立ちで。。。。
輝(てる):あまりにも信じられなさすぎて、自分のほっぺをつねってみる。
輝(てる):「っ痛。夢じゃないのか」
黒猫:「お主はにゃにぃをしてるのにゃ? へんにゃ人間にゃあ。。」
輝(てる):「とりあえず、夢ではないって事なんで、黒猫さんの話信じますね!」
黒猫:「ふむふむ。信じてもらえてにゃにぃよりにゃ!」
輝(てる):「それで、猫王国?の王様が何でこんな所にうずくまってたの?」
黒猫:「よく聞いてくれたにゃ!!おにゃかが減って帰れにゃくにゃってたにょにゃ!!」
輝(てる):「あ。。。煮干し食べます?」
黒猫:「煮干しにゃ?干されたさかにゃかにゃ?」
輝(てる):「まぁそうなりますね。。で、食べます?」
輝(てる):カバンの中から、煮干しの袋を取り出して袋を開ける。中から数匹の煮干しを取り出し黒猫さんの前に手のひらを開いて見せる。
黒猫:「これにゃ!!」
輝(てる):すっごい目をキラキラさせて、黒猫さんは器用に猫の手で煮干しを掴んで匂いを嗅いでいた。
黒猫:「これ!これ!食べていいにゃ?」
輝(てる):「どうぞ、食べて下さい!」
黒猫:「恩にぃきるにゃあ!」
輝(てる):そういうと、パクパクと俺の手のひらに乗せていた煮干しを食べ始めた。
輝(てる):食べてる姿は普通の猫と変わらなかった。仁王立ちしてる事以外は。。。。
輝(てる):「それで? 猫王国ってどこにあるの黒猫さん」
黒猫:「はむはむ。ごくんっ。猫王国にゃか?」
輝(てる):「うん。どこにあるの?」
黒猫:「どこってにゃあ、あっちにゃよー! 儂と一緒に行くかにゃ? ここで会ったのもにゃにぃかにょ縁にゃ!」
輝(てる):「え? 一緒にって、俺。。人間だよ?行って平気なの?」
黒猫:「大丈夫にゃー! お主名前はにゃんというにゃ?」
輝(てる):「あ、名前? 俺はテルだよ。」
黒猫:「テルかにゃ。いいにゃ前にゃ!」
輝(てる):「でもどうして、名前なんか聞いたの?」
黒猫:「テル、よく聞くにゃ! テルには魔力があるにゃ!テルが儂の騎士にぃ、にゃってくれると嬉しいにゃ!」
輝(てる):「魔力? いやいや、俺普通の人間のはず。。」
黒猫:「あるにゃ! まぁ、一緒に行くにゃ! 儂が道案内するからにゃ!ほれ!行くにょにゃ!」
輝(てる):そういうと、黒猫さんは俺の足をぺちぺち叩いて、道案内を始めた。
輝(てる):道路の端(はし)を歩いて歩いて、途中トンネルの中を進んで左に曲がると湖へ行く為の道がある。
輝(てる):俺が、黒猫さんの後について行くと、湖のほとりに出た。
輝(てる):その湖に黒猫さんが前足をピチョンッと触れると、波紋が広がって湖に猫王国への入口が映っていた。
輝(てる):「湖が。。入口になってたんだね。。これは誰も気づかないよ。」
黒猫:「そりゃあそうにゃ! 儂が前足を触れにゃい限り入口は出てこにゃいにゃ♪」
輝(てる):「そりゃあそうか。。あははは苦笑」
黒猫:「ほれ、行くにゃよ? 儂に続いて湖の中に入るにゃ!」
輝(てる):「わかった。(もう何も驚かないぞ。。。)」
輝(てる):黒猫さんに続いて湖の中に足を入れて進んでいく。
輝(てる):徐々に体の半分が湖の中に入っていく。
輝(てる):湖の中に意を決して潜って行くと、水に濡れる感覚は消え、気が付くと先程の黒猫さんが仁王立ちで王服を来て立っていた。
黒猫:「にゃはは笑 ようやっと来たかにゃ?」
輝(てる):「ここが。。。猫王国?」
輝(てる):今自分が降り立っているのが、広い草原の中であった事、黒猫さんが王様の服を来て立っていた事、周りに沢山の猫たちが黒猫さんに膝まづいていたこと。。。
輝(てる):「本当に。。。黒猫さんは王様だったんだね。。。」
黒猫:「にゃんにゃ? 今気づいたのかにゃ? にゃはは笑」
輝(てる):「あー。うん。ごめんね。ははは苦笑」
黒猫:「分かればいいにゃ! さて、テルよ。儂らの王国にぃようこそ!!」
白猫(はくか):「ようこそにゃー! 王様を助けて下さったなんて、になんとお礼をしたらいいのか。。。」
青猫(あおね):「本当にありがとうございますにゃ!!」
輝(てる):「いやいや。そんなお礼なんて(照れる)」
青猫(あおね):「王様、命の恩人のテル様にアレを授けるのはどうでしょうか?」
黒猫:「そうにゃにぇ!にゃら、ハクカ、持ってきてくれにゃ例にょアレを!」
輝(てる):「アレ?ってなんの事なの?」
黒猫:「まぁ、気にするにゃ!そのうち分かるにゃー!」
輝(てる):「何その怖いやつ。。。」
青猫(あおね):「なんにも怖くないですにゃー。」
黒猫:「ちにゃみにぃ言うにゃら、アレとは、魔法具にゃよ!」
輝(てる):「え? 魔法具!?」
黒猫:「そうにゃ、魔法具にゃ!」
輝(てる):「え? は? え?」
青猫(あおね):「混乱してますにゃ。。。」
輝(てる):「いや、だって、魔法具って。。。あれだろ? 魔法が使えるようになるって言うアレだろ!?」
黒猫:「そうにゃにぇ。おっ?」
白猫(はくか):「王様!持ってきましたにゃ!コレをどうぞにゃ!」
黒猫:「おー!流石はハクカにゃ!偉いにゃあ!ありがとうにゃ!」
輝(てる):ハクカさんが持ってきた魔法具は。。丸い玉の様な物だった。
青猫(あおね):「さてと、王様? コレをテル様の中に入れましょうにゃ!」
輝(てる):「は? え? コレを俺の中に入れる!? まてまてまてまて!!どういう事!!」
白猫(はくか):「ん?どういうってこういう事にゃー!!」
輝(てる):ハクカさんは、そういうと王様から魔法具を取り俺の心臓の辺りに宛てがうと、スーッと魔法具が俺の中に入っていった。
輝(てる):「うわぁぁぁ!!! って。。。痛くない?」
青猫(あおね):「痛くないと思うよ? でも、中和される為に暑くなるだろうけどにゃ。。。」
輝(てる):「え? って。。ぐぁあああああ!!!暑っつい!!溶ける!俺溶けちゃう!!」
輝(てる):急に俺の心臓付近から身体、全体が暑くなり、まるでマグマの中に落とされた様な感じに蝕まれた。。
白猫(はくか):「溶けない溶けない笑 大丈夫にゃ!」
青猫(あおね):「あと少しで中和完了されるから、もう少しの辛抱にゃ!」
黒猫:「頑張るにゃー!テルー!」
輝(てる):「頑張れって。。。他人事すぎるだろぉーーー!!! ぅっ。ぐぁああああ!!! 暑っつい!!焼ける!溶ける!!」
白猫(はくか):「溶けないって大袈裟だよ、テル様ぁー!」
青猫(あおね):「大丈夫、大丈夫にゃー!」
輝(てる):「くっそー!!お前らはこの。。暑さを知らないから。言えんだよ!! あーーーーっつい!!」
白猫(はくか):「そんなことないにゃ? 僕らも、暑くなったからにゃー。。」
青猫(あおね):「そうそう!」
輝(てる):「そうなのか? うっ。。はぁ。はぁ。(息が上がる)」
黒猫:「ほぉー? テル、お主は珍しいにゃにぇ!」
輝(てる):「何が珍しいんだよ?」
黒猫:「にゃはは笑 お主は、珍しいにゃよ! こんにゃ事があるにゃんてにゃあ♪♪」
輝(てる):「だから、何が?」
黒猫:「儂から任命しよう! テル、お主は魔術師として、儂にょ専属にょ騎士にぃ任命するにゃ!」
輝(てる):「は? え? ま、魔術師ぃー!?
輝(てる):待て待て! 俺、そもそも魔法具入れられて、クッソ身体が暑くなって、魔法使えるとか何も知らないんだけど!!」
白猫(はくか):「使えるにゃー! 魔術師は珍しいにゃー!頑張るにゃー! テル様!」
青猫(あおね):「とりあえず、コレ渡しとくにゃ!」
輝(てる):「コレは。。。魔術師用の本? あ、詠唱とか、書いてある感じ?」
輝(てる):受け取った魔術師用の本をパラパラと開くと何も書いて無くて真っ白だった。
輝(てる):「え? 何にも書いてないんだけど。。。? え? コレって俺にどうしろと?」
青猫(あおね):「まぁとりあえず、詠唱呪文を自分で決めて唱えると、その本に載るにゃ!」
輝(てる):「何その夢の様な本は!!」
白猫(はくか):「まぁ、そういう事にゃ! だから、とりあえずは。。。。あっちの森の手前に行ってその本を全て埋めるにゃ!」
青猫(あおね):「本の中全てを埋めれば、王様の部屋に戻れるにゃ!」
輝(てる):「待て。要するに。この本の中を詠唱呪文いっぱいにしない限りは。。猫王のところには戻れないと?」
青猫(あおね):「そうにゃ!」
白猫(はくね):「そうなるにゃ!」
黒猫:「だからにゃ? とりあえず、行ってくるにゃあ!」
輝(てる):「ちょい。。。まてぇー!!!!!!」
輝(てる):猫王に強制的に飛ばされて、森の手前に降り立つ。
輝(てる):降り立った途端に、森から沢山のネズミ、ネズミ。ネズミ。。。。
輝(てる):「魔物かと思ったら、ネズミじゃねぇーか!!」
輝(てる):気づくと俺の周りをネズミ共が取り囲んで来た。
輝(てる):「あー。、もう!!何でもいいから!詠唱呪文作らなきゃじゃねぇーか!!」
✿:間
輝(てる):『雲よ嵐よ雷(いかづち)よ!
輝(てる):我に力を貸したまえ!!
輝(てる):俺の周りのネズミ共にその雷(いかづち)を降らせよ!!
輝(てる):【(詠唱)雷の嵐(サンダーストーム)!!!】』
輝(てる):持っていた魔術師用の本が光だし、詠唱呪文が書き記されてく。
輝(てる):雷(いかづち)が俺を囲んでいたネズミ共の上に落ちていき、衝撃波で他のネズミが吹き飛んでいく。
輝(てる):「やっべ。コレすっげー気持ちいい!!」
輝(てる):今度は森の中から、1つ目の蛇の魔物が沢山出てきて、また、俺の周りを、囲んでいく。
0:間
輝(てる):『大地を唸(うな)らせ、太陽の陽よ降り注げ!
輝(てる):【(詠唱)大地の怒り(アースエッジ)!!!】』
輝(てる):持っていた魔術師用の本が光だし、詠唱呪文が書き記されてく。
輝(てる):突然地震が起き、蛇達の下から地面が突き出して蛇たちを串刺しにしていく。
輝(てる):「うっわぁー。。。これは可哀想だったかなぁ。。。」
輝(てる):その後も、幾度となく魔物が出てきては詠唱呪文を唱え、撃退しつつ本に書き記されていく。
輝(てる):「はぁ。はぁ。(息が上がる)
輝(てる):いつまで続ければいいんだよ!!ってもう夜だし!!
輝(てる):俺に野宿しろってかぁー!!!!
輝(てる):というか、魔物は俺は食わんぞ!!
輝(てる):あー。。。。腹減ったァ。。。。」
0:少しの間
水猫(すいか):「あのぉー。。。お腹減ってるのですか?」
輝(てる):腹が減りすぎて何もやる気が起きないで俯いていると、水色の綺麗な猫が声をかけてきていた。
輝(てる):「そうなんです。。お腹が減って何もやる気にならなくて。。。」
水猫(すいか):「そしたら、コレをどうぞ。」
輝(てる):スっと差し出されたのは、アジの塩焼きだった。
輝(てる):「ありがとうございます!」
水猫(すいか):「いえいえ。王様を助けて下さった方で合ってますか?」
輝(てる):「はい。あ、俺の名前はテルって言います。」
水猫(すいか):「テル様。あ、私はスイカと言いますにゃ」
輝(てる):「スイカさん、可愛い名前ですね!」
水猫(すいか):「あ、ありがとうございますにゃ////」
輝(てる):俺とスイカさんが話していると森の方からガサガサッと音がした。
輝(てる):俺はスイカさんを守る為に後ろに隠し、森を見据えた。
輝(てる):次第にバキッバキッと、木々を踏み倒す音がどんどん近づいてきた。。
輝(てる):俺はスイカさんと共に後ろへ、2~3歩下がった。
輝(てる):森の中から姿を現したのはドラゴンだった。
輝(てる):「ドラゴンがいるとか。。。完全にファンタジー世界じゃねぇーかよ!!」
輝(てる):スイカさんに王国へ逃げるよう伝え、俺はドラゴンと戦いを始める。
輝(てる):『草木よ、風に乗りし刃に変われ!
輝(てる):【(詠唱)草風(そうふう)の刃!!】』
輝(てる):「クッソ!全然聞いてねぇーじゃねーか!!
輝(てる):なら、これならどうだぁー!」
輝(てる):『闇夜の月の光よ、我の為に力を貸したまえ!
輝(てる):【(詠唱)月光の剣舞(ムーンライト・ソードダンス)!!』
黒猫:(水晶で様子を見てたが、もう、月光の剣舞を詠唱出来たとは、流石はテルにゃー!)
白猫(はくか):(でも、例のアレを詠唱しない限り勝てないにゃー。。。汗)
青猫(あおね):(そうだけど。。でも、ドラゴンは少なからず押されてるにゃ!!)
黒猫:(そこ、避けるにゃ!! 間一髪にゃ(汗))
輝(てる):『闇を切り裂く大いなる星々よ!
輝(てる):我が名の下にその力を降り注ぎたまえ!!
輝(てる):【(詠唱)星の龍の息(スター・ドラゴン・ブレス)!!!』
青猫(あおね):(すごいにゃ!すごいにゃ!)
白猫(はくか):(もうすぐで決着がつくにゃー!流石は魔術師テル様にゃー!!)
黒猫:(星がドラゴンにぃ変わり、流星をスタードラゴンが吐く息にぃ乗って、森の主である。ドラゴンにょ背中にぃ突き刺さっていく。。完璧にゃー!!!)
輝(てる):「コレで、留めだぁ!!!!
輝(てる):『我の中に実りし魔力の星よ!
輝(てる):我の感情を龍として具現化せよ!!
輝(てる):喜びは猫王国の幸せを願う、
輝(てる):怒りは猫王国を滅ぼそうとせし者達へ向かう、
輝(てる):哀しみは猫王国の皆(みな)の心の涙となりて、
輝(てる):楽しみは魔力を与えられし魔術師となった我自身となる!!
輝(てる):我らの願いを聞き届けこの世界を護りし
輝(てる):最強なる創造神龍(そうぞうしんりゅう)となれ!!
輝(てる):【(詠唱)喜怒哀楽の龍
輝(てる):(エモーション・ド・ソーロウドラゴン)!】』
輝(てる):最後の力を解き放つと、ドラゴンは地へ伏せていた。
輝(てる):渡された魔術師用の本が光輝き、詠唱呪文が全て埋める事が出来た。
輝(てる):「よかった。。。。おれ。。勝った。。。(バタンッ)」
黒猫:(にゃはは笑 テルは頑張ったにゃ♪)
白猫(はくか):(王宮へテレポートさせるにゃー!!)
青猫(あおね):(お疲れ様にゃ、テル様。)
黒猫:「テルが目覚めたら宴するにゃー!!! みにゃにょもにょー!! 宴にょ準備にゃー!!」
白猫(はくか):「僕、心配だからテル様のそばに居るにゃ!」
青猫(あおね):「あ、スイカ様ぁー!!テル様が勝ったにゃー!!」
水猫(すいか):「本当ですか!?良かったにゃ。所で、王様?(黒笑)」
黒猫:「スイカにゃんにゃ。。。?(汗)」
水猫(すいか):「テル様が勝ったのはいいとしてですにゃ?
水猫(すいか):一国の王が、見知らぬ土地に来た人間様に!
水猫(すいか):食料も与えずに魔術書の完成を押し付け!
水猫(すいか):森の手前に放置するとはどういう事なんですかにゃー!!(怒)」
黒猫:「それはごめんにゃーーーーーーーーーーー!!!!!!」
0:翌日。。。
白猫(はくか):「テル様、起きたにゃ?」
輝(てる):「ぅっ。うぁ。。。っ痛。」
白猫(はくか):「まだ痛むにゃ?(心配そうに)」
輝(てる):「だい。じょうぶだよ。ハクカさん(撫でる)」
白猫(はくか):「撫でられたぁ/// 恥ずかしいにゃ///」
輝(てる):「心配してくれてありがとうな。(撫でる)」
白猫(はくか):「それは心配するにゃよ。。王様が宴するって言ってたにゃ。行けるにゃ?」
輝(てる):「宴かぁ。うん!行くよ! お腹すいてるしさ!」
白猫(はくか):「一緒に行くにゃ!」
輝(てる):「ありがとな(撫でる)」
0:少しの間
黒猫:「テルおはようにゃ! 沢山食べてくれにゃー!!」
水猫(すいか):「王様?(黒笑)」
黒猫:「あ。えっとにゃ。。テルすまにゃかったにょにゃ。。このとおりにゃー。。(涙声)」
輝(てる):「あ、えっ? ちょっ(焦) 頭上げてよ、黒猫さん(焦)」
黒猫:「許してくれるにょか?」
輝(てる):「許すも何も。。。気にしてないから!」
黒猫:「それにゃら良かったにゃ。。」
0:少しの間
黒猫:「テル、この猫王国の魔術師としてこれからも居てくれにゃ!!」
輝(てる):「構わないさ、俺も詠唱呪文使えて楽しかったし! 俺で良ければよろしくな! 黒猫の王様!」
黒猫:「こちらこそにゃ! 猫王国の魔術師テル!」
0:良ければ【猫王国物語の魔術書】もどうぞ!
本編:終わり
あなたもジンドゥーで無料ホームページを。 無料新規登録は https://jp.jimdo.com から