ナ)次にヒカリ達が目を覚ました場所は、現実世界ではあまり見ることのない。
見渡す限りの草原だった。
最初に違和感に気付いたのはヒカリだった。
ヒカリに温(あたた)かな風がふいていった。
それを受けたヒカリは、目を覚ました。
光「ここは?……って、カイリ、カイリってば。おーきーてー。」
海「んう? なんだよーヒカリ。って、ひ、ヒカリ?いつ、死んだんだよ?」
光「へ? 死んでないよ?変なカイリぃー」
海「いや。だってお前、天使に、なってるよ‼」
光「わぁー。本当だぁ‼ でも、そういうカイリだって、バルキリー(猫戦士)になってるよ?」
海「バルキリー?(頭を触って。)嘘だろーーーーーーーー!!」
蒼「うるっさいなぁ。何?何をそんなに叫んでるの?カイリ。」
火「はぁ😞💨 ここは多分だけどさ。異世界って言われるパラレルワールドだと思うよ?」
光「異世界?何かたのしそー‼」
海「(異世界って事は魔物とかいるのかな?)………って、事は戦闘できるわけか。よし。やろう!」
蒼「お前ら、単純過ぎねぇか?まぁ。ここが異世界だとしたら、俺の格好も納得だけどさ。」
火「とりあえず、先に進むか?ソラ。」
蒼「おう‼‼ そうと決まったら、ヒカリ・カイリ先に進むぞー!」
ナ)草原をひたすら進んでいくソラ達は、途中で小さな集落を見つける。
BGM♪【草原を歩く】
その集落でこの世界には、魔王と呼ばれる者がいると聞かされる。
この世界にはどうやら名前があるらしい。
世界の名前は、聞き取れない4人だった。
色んな話を聞いて少しこの集落で一休みしてから、広い草原を歩いて小さき村を目指すソラ達だった。
光「魔王ってクッパみたいな?んふふ」
海「いや、ギラヒムみたいに剣術うまいかもよ?だとしても、ソラがいるから楽勝でしょ?あはは笑」
蒼「お前らなぁ。俺をあてにするのもいいけど、お前らだって戦えよ‼俺が疲れるだろ!」
光「あーい♪」
海「はーい!」
火「はぁ。先が思いやられる。」
BGM♪【小さき村】
ナ)ソラ達は近くにある【小さき村】に入り、村内に人がいるかを探す為に歩き出す。
村の中央付近にいくと噴水が合った。
その側に1人の村人がいた。
ソラが声をかける前に村人は気付き気さくな笑顔で、ソラ達へ話しかけた。
村(カオキ)「ようこそ、小さき村へ。この村の長をしてます、カオキと申します。貴方達は、異世界勇者様ですか?」
蒼「あ。丁寧にどうもです。俺の名前は剣水 蒼空(けんすい そら)です。」
海「僕の名前は、双猫 海鈴(そうか かいり)っていいます。それでえっと、異世界勇者って何?」
村(ベン)「異世界勇者と言われる方がこの世界にはいるのですよ。あまり詳しくは分かりませんが……。力になれずすみません。」
光「そんなことないですよ!教えてくれようとしたので大丈夫です。私も自己紹介をしますね(^^♪えーと私の名前は、使天 光(してん ひかり)です♪」
火「俺のは、羽言 火霊(うごと かれい)。何でもいいけど、とりあえず。宿探すのが先じゃないか、ソラ?」
村(カオキ)「フム。見たところ皆様お疲れのご様子。わかりました。では宿の方へ案内させて頂きます。」
蒼「ありがとうございます!」
光「ありがとうございます♪」
火「ありがたい」
海「やったね♪」
ナ)村長に案内されながら。ソラ、カイリ、カレイ、ヒカリの4人は宿へと入って行く。
各自の武器が必要な事。また、どうしてこの世界に来てしまったのかを考える事にした。
~宿にて~
光「ねぇ?ソラ。私たちは、誰かに助けを求められて選ばれたのかな?」
蒼「んー。トリップって考えれば理解はできるんだが。誰かの助けか。カイリ分かるか?」
海「ぼ、僕⁉んー。そんな事言われてもよく分からないよ。でもでも、こっちにこれたんだから、楽しもうとは思ってる‼ カレイは、どう思う?」
火「あ、俺か。んー。でも。あながちヒカリがいってること間違って無さそうかもな。。精霊が騒いでるし。」
蒼「精霊ってなんだよ……カレイ?」
光「精霊ってキラキラしてる物?」
海「んー?よく、わからないよカレイ;」
火「は?なに?3人とも分からないのか?」
蒼「分からない」
火「はぁー(ため息)精霊って言うのは。森、風、火、光、水、土、雷等に神様が宿ってる事。その力を貸してくれるのが精霊。わかった?」
蒼「ほぉ……(関心した感じに)」
光「なにそれぇ☆彡」
海「余計にわからなくなったんだけど……。」
火「言った所でわからねぇだろ?はぁー(ため息)仕方ない、ヒカリ。電気消せ。」
光「へ?う。うん。」
ヒカリは、カレイに言われるがまま部屋の電気を消した。
蒼「カレイ、何をするんだ?」
海「うわっ!真っ暗……?あれ?あ。猫目か僕笑」
ナ)電気を消した為、ソラ達を闇が包み込んだ。
蒼「何するんだよ、カレイ。」
火「いいから。」
そういうとカレイは、自身の右手を前に伸ばし気を集中し始めた。
光「ン?」
海「へ?」
蒼「は?」
火「『我が名はカレイ。闇を照す光の精霊よ。今我にそなたの力を少しの間貸してくれ。ライトアップ!』」
SE🎶【キラキラ】
ナ)カレイが何かを唱えるとたちまち、カレイの右手へ無数の光が集まり、天井へと上がっていった。
上ったと思うと、今度は光の塊がヒカリ、カレイ、カイリ、ソラの側を明るく優しい光で照す。
それを見た、ソラ、カイリ、ヒカリは。。
光「カレイ、この精霊さん綺麗ぃー(☆∀☆)♪」
蒼「カレイお前、やっぱり凄いわ‼ 流石、言霊いや精霊使い♪」
海「ヒカリの精霊は、羽=天使なんだぁ。ソラの精霊は、空色なんだね♪ なら、僕のは?………へーー、魚の精霊さん♪良く分かってるねぇ!カレイ♪」
ナ)精霊の存在を知ったソラ達。
火「これが、精霊だよ。理解したか?」
蒼「おぅ♪」
光「うん♪」
海「なんとなくだけど、理解した♪」
火「じゃあヒカリ。また、電気付けてくれ。今お前らの側にいる精霊は、お前らの中に入るから。ライトアップの効果も切れるしさ。」
光「はーい♪」
ナ)ヒカリは、部屋の電気をつける。
すると、ヒカリの中には天使の精霊が宿り。ソラの中には空色の精霊が宿り。カイリには魚の精霊が宿っていく。
火「お前らに宿った精霊は、自分にあった武器を使って幾度に成長して、沢山の技を覚えるようになる。」
光「スゴーーーイ!!」
海「技かぁー。格好いいのがいいなぁ♪」
蒼「俺らに合った武器って何だろうな?カレイ。」
火「んーー……。きっと精霊たちから授かるんじゃないか?多分だけどさ。」
蒼「本当か?精霊たちから、何の武器を授かれるか、楽しみだぜ☆」
~少しの間~
蒼「つうか、もう休もうぜ!明日もあるんだし。俺は先に寝るぞぉー。」
ナ)ソラは布団に入り寝る体制になる。
光「そうだよね♪ウンウン♪明日も元気に頑張ろー♪じゃあ、おやすみ。」
ナ)光は月の形のベッドに入るとすぐに疲れが出たのか眠っていた。
海「僕も、寝るねー♪カレイも寝るんだよー?ククク。魚の枕って笑 でも、抱き心地サイコー♪♪」
ナ)カイリは、ふわふわのソファーに入ると魚の抱き枕を抱き、猫のように丸まって寝ていた。
火「さぁて、俺も寝るか。。
その前に。
『心安らぐ風よ。我らの疲れを癒す風を送りたまえ。癒風(ユフウ)』
また、精霊様の力をお借りします。
精霊使い基(もとい)言霊(ことだま)使いの名にかけて。」
ナ)カレイも自身の布団に入り就寝する。
見守るかのようにソラ達を癒風(ユフウ)が包み込んでいく。
BGM♪【小さき村】
~小さき村・次の日(朝)~
ナ)朝になり、窓から太陽の暖かな光が部屋にさしこみヒカリ、カイリが起床する。
光「んーー(背伸び)ふわぁーーあ(欠伸)朝だよ?おーい!ソラぁーおーきーてぇーーー‼」
蒼「んーーー。もう少しぃーー。(眠たそうに)」
光「もぉーー‼寝坊助ソラぁー!!(怒りながら)」
そういうとヒカリはソラのお腹の上に飛び乗った。
蒼「くーーるーーしーーい~ーーーー‼(苦しみながら)」
光「早く、起きてよ‼バカソラ!」
ナ)ヒカリの衝撃で起こされたソラはお腹を押さえてうずくまっていた。
それをみていたカイリは。。。
海「あははは笑 ヒカリ流石ぁ笑」
ナ)カイリの笑い声を聞いてカレイが起床する。
火「なんだよ、カイリ。朝からうるせぇなぁ。。(寝起き)」
海「ん?あー。おはよう、カレイ笑 やっと起きたかぁ笑」
ナ)カレイとソラが起床したのを見計らったかのように、村長のカオキは4人がいる部屋へ入ってきた。
村(カオキ)「皆様、お目覚めですか?よく眠られたようで、何よりです。」
光「あ。昨日はありがとうございました♪」
村(カオキ)「いえいえ」
海「あ、昨日の村の人‼」
蒼「こら、カイリそれは失礼だよ。カイリがすみません。えーと。昨日はありがとうござました。こんなにいい宿を教えて頂いて」
村(カオキ)「いえいえ、お疲れのご様子だったので。私達の村を拠点にしてはいかがですか?」
火「んー。そしたら、少しの間拠点にさせて頂きます。今俺たちにできる事はありますか?」
村(カオキ)「んー。もし可能でしたら。。」
4人「………………」
ナ)廊下を歩いていた別の村人が村長のカオキに話かける。
村(ベン)「あ。村長いったい、何の話だ?」
4人「????」
ナ)4人は、今入って来た人物が誰なのか頭の中にハテナが渦いていた。
村(カオキ)「あ、ベン。今から魔物退治をお願いしようかと思ってるんだよ。」
4人「……………………!!」
ナ)魔物と聞いた4人は、驚きで固まってしまった。
それでも、この世界に来てしまった為に。
この世界の理(ことわり)を理解していかないといけないと思うのであった。
村(ベン)「おーおー!それはありがたい。」
光「ま、魔物⁉」
海「なにそれ!!たっのしそぉーーー!!」
火「フム。それなら精霊達が以上に騒ぐのも仕方がないな。」
蒼「俺らで出来るのなら、魔物退治でも何でもします!」
村(マルク)「ども、マルクって言います。ここに異世界勇者様がいると聞いていてもたってもいられず走って来てしまいました!!で!で!貴方達が異世界勇者様たちなんですね☆」
村長「これ!マルク!!失礼にも程があるぞ‼‼…すみません、マルクがとんだご無礼を…。」
村(ベン)「それで、勇者様たちに魔物退治をお願いしても大丈夫でしょうか?」
蒼「いえいえ、構いませんよ♪魔物退治の件はもちろんです!」
光「そらぁ!!」
海「えっ⁉ ソラ⁉」
ナ)ソラが単独で決めてしまった為、ヒカリとカイリは困惑している。
ソラの返事を聞いた村長(カオキ)、ベンは嬉いそうに笑顔で、お辞儀をして4人がいる部屋から出ていった。
火「てかさ、ソラ。お前勝手に決めんじゃねぇよ!ヒカリとカイリが困惑してるだろ?」
蒼「え?あ。あー。ごめん。でも、せっかくこの世界にこれたんだから。少しでも村の人の為になりたくて。。。ごめん。」
火「はぁー(ため息)まぁ仕方ないさ。決まったことだから。」
光「う。うん。ビックリはしたけど、大丈夫だから。そんなに謝らないで?ソラ♪」
海「ホント、ホント。ビックリはしたけど。戦えるのなら僕は何でもOKだよ!」
蒼「本当にごめん。んでもってありがとう、ヒカリ、カイリ!!」
ナ)ソラがほっとした所でヒカリ、カイリ、ソラ、カレイの中に入った。精霊が、突然出て来て。それぞれの精霊の色の光が、4人の目の前に現れた。
その光に手を伸ばし始めた、カレイをみて。ヒカリ、カイリ、ソラは、カレイが、何をしているのか気になってみていた。
火「ん?あ。そうか。いいから、ヒカリ達も精霊の光に、手を伸ばしてみろよ。」
光「え。う。うん♪」
ナ)ヒカリがそう言いつつ半信半疑に手を精霊の光に伸ばした。
海「カレイの事だから何か意味があるんだよね?わかった、僕もやってみる‼」
ナ)カレイも、ヒカリとカレイと同様に手を精霊の光へ伸ばす。
蒼「へ??よくわからねぇけど、手を伸ばせばいいんだな?」
火「そう。」
蒼「わかった。」
ナ)ソラも戸惑いながら、カレイと同じように<手を
精霊の光へ伸ばす。
4人が伸ばした途端に、精霊の光が大きくなり。それぞれの光の中に何かのシルエットが出始めた。
そのシルエットを見たカレイが、ヒカリ達に武器を掴むように声をかける。
火「今目の前にあるシルエットは、ヒカリ、カイリ、ソラに、あった武器だ。躊躇(ちゅうちょ)せずに掴むんだ。いいな?」
ナ)カレイの言葉を聞いて3人は頷く。
光「うん♪」
海「OK(^^♪」
蒼「了解した!」
ナ)ヒカリ、カイリ、ソラの3人は自分達の武器になるシルエットをつかんだ。
つかんだ瞬間に、精霊達が、その武器とヒカリ達の中に分離して入っていき、カレイは新しく詠唱呪文を覚えた。
BGM♪【キラキラ】
光「これが、私の武器?…スッゴいかわいい(☆∀☆) 天使の羽がついてる弓矢だ♪ あ。矢筒にも、天使の絵が書いてある!!」
海「僕のは双剣?ククク笑僕に似合う武器だぁー♪やったぁー! あ。森鈴の双剣(シンリのソウケン)?って書いてある‼かっこいーー!」
蒼「俺のは?? 水空の剣(スイクウのつるぎ)か。。うんうん、俺の好きな色で気に入ったぜ! 」
ナ)ヒカリ、カイリ、ソラには。それぞれ自分達にあった武器が精霊からプレゼントされた。
蒼「うっし!なぁ、今から村の周りにいる。魔物狩りにいかないか?」
光「うんうん♪いこいこ♪♪」
海「ソラ、行く前に。道具屋で薬草とか必要な物買ってった方がいいぞ!これは、RPGのお約束ぅー♪♪」
蒼「おー!いい提案ありがとうな!カイリ☆カレイも、道具屋によることにしていいか?」
火「俺も、それでいいぞ!」
ナ)ヒカリ達は、寝間着から戦闘服へ着替えて。武器を背中や剣挿しに入れて、道具屋へ向かう4人であった。
道具屋で、薬草、毒消し等の回復アイテムを沢山買って、オマケで付いてきた回復鞄の中へしまうカレイ。
その後4人は、道具屋を後にして村を出て魔物退治をし始めた。
BGM♪【スライム戦】
蒼「魔物って言っても、ほとんどスライムじゃねぇーーーかぁーーーー!!!!」
ナ)ソラの言うとおり、村の周りには無数のスライムが大量発生していたのだ。
一言で言うならスライム無双である。
光「ソラ、ソラ?嘆いてても仕方ないんだから。チャチャっと倒してレベルアーーップしようよぉー♪『天使の矢(ジェルアロー)ー!!』」
海「っく。にゃあーー!!ほらほら、くらいなさい!森鈴の双剣!『木葉の舞(このはのまい)!』」
ナ)ソラが文句をいいながら薙ぎ倒していくのを見ながら、ヒカリとカイリも自信の技を繰り出しスライム無双をしつつ、レベルを着実にあげていく。
そんな中、カレイは。。。
火「ふぅ。本当にスライムばっかりだなぁ。。仕方ないものは試しだ。
(詠唱)
『我が名はカレイ。スライムに宿りし精霊よ。スライムの力を奪いたまえ。詠唱頼奪(エイショウライダツ)!!頼奪霊力(ライダツレイリョク)!!』」
ナ)カレイが呪文を唱えると、スライムに宿る精霊達がカレイの手中(しゅちゅう)に集まり、スライムから力を奪っていく。
奪われたスライムは、どんどん小さく縮んでいき。最終的には、消えてなくなっていった。
光「カレイスッゴォォォイ!!(☆∀☆)」
海「カレイやばっ(;'∀')」
蒼「まじかよ‼‼Σ(・□・;)」
ナ)カレイを見て驚く3人は自分たちも負けてられないと、自分たちの武器へと手を伸ばした。
蒼「俺も負けてられねぇーぜ!!進撃『水空の刃ぁー!!』」
光「私だって負けてられないもん♪『天使の矢(ジェルアロー)ーー!』」
海「僕だって負けないぞぉー!!いっくよー♪『木葉の舞!!』」
ナ)無数にいた、スライム達は跡形もなく消滅していった。
BGM♪【フィールド(草原)】
蒼「ふぅー。(ため息)やっと………か。」
光「いやぁー。たっくさんのスライム何て初めてで楽しかったよぉー♪♪しかも敵が闇属性だったみたいで、瞬殺だった笑」
海「にゃはは笑僕だって頑張ったんだからね♪いやはや、スライム狩りは楽しいねぇー?」
火「大分レベルも上がったと思うし、そろそろ村へ帰るぞ!」
ナ)それを見届けてから。ソラ達はまた小さき村へ戻っていき、村人へ魔物退治完了したことを伝える。
すると、少ないが村人から報酬を受けとることになった。
そのまま、宿へと戻り疲れを癒すために入浴し、ご飯を食べて就寝するソラ達だった。
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