第2章~妖精の村へ~


ナ)⇒ナレーションの事です。

☆第2章~妖精の村へ~☆



~小さき村・2日目~ 



ナ)4人が起床すると。村人のベンが慌ただしく宿に入ってきた。


ベン「そ、村長(汗)た、大変だぁ‼狼が‼女のこを‼」


村長(カオキ)「ベン、なんだって‼‼」


マルク「俺たちじゃあ、食われておしまいだよ‼ど、どうしたら。。」


ナ)リビングで話合っている村人達の切羽詰まった声がヒカリには聴こえていた。


光「ん⁉」


ヒカリが、それに気付き。


光「カイリ、カレイ、ソラ‼一緒に村の外に行って‼大変だから‼」


ナ)と急いで3人に声をかける。


火「お。おぅ?そんなに急いでどうしたんだよ?大変って!!!」


海「何かがあるんだね?ヒカリ。OK、わかった♪」


蒼「何が何だかわからねぇけど、行くぜ!」


ナ)ヒカリと一緒に急いで、村の外へ出ると。銀白の狼(ルギル)15匹が羽の生えた女の子を取り囲んでいた。


BGM♪【魔物戦】


火「なんだよ!?って‼はっ?何だよこいつら!!」


蒼「ルギルって‼俺ら勝てるのかよ!?」


海「でも、真ん中で倒れてるあの子を助けなくちゃ!!」


光「私が狼の気を反らすから‼その間に、カレイは、女のこの救出に行って!!」


ナ)ヒカリの提案を聞いたカレイ達は。。


火「はっ?いいけど。ヒカリが囮(おとり)になるって事だろ、ソラとカイリサポートに回れよ?ヒカリの。いいな?」


海「まっかせてぇ♪」


蒼「ヒカリ1人でんなこと、させるかよ!!」


光「ありがとう♪じゃあ、3秒後に!」


ナ)4人はヒカリの合図を聞き、ヒカリ、ソラ、カイリは狼の気を引くために動き。


カレイは、ヒカリ達が狼を引き付けてる間に女の子を救出に向かう。


光「っく!この狼、つ、強いぃー。でもでも負けないんだからぁ‼ 

私の中に宿りし精霊よ!

今この矢にその力を貸して!

さぁ、精霊の力が纏ったこの天使の弓矢で浄化させます!


『天使の矢(ジェルアロー)!!』」


SE【狼】


ナ)ヒカリの攻撃が銀白の狼(ルギル)2匹に当たり、黄色の炎を上げて消滅していった。


それでも残ってるのが後13匹いるのだ。


海「ヒカリだけいい格好させるわけないでしょう‼

僕だって。

ギッタンバッタンに薙ぎ倒してやる‼

森鈴の双剣(シンリのソウケン)の技を食らいなさい‼


『木葉の舞(コノハのまい)‼‼』」


SE🎶【風魔法】


ナ)木葉(コノハ)がルギル4匹の周りを取り囲み、風に乗って木葉が鋭い刃になって舞い、次々にルギルを消滅させていく。


ルギルは、残り9匹になった。


蒼「残りは。。。まだ9匹か。。

ヒカリとカイリに負けてられねぇぜ‼

俺のこの、水空の剣(スイクウの剣)でルギルをたたっ斬ってやるぅーーー‼‼


(詠唱)


『我が名はソラ。俺の中にいる精霊よ、今こそ我に力を与えよ‼‼進撃‼水空の剣舞(スイクウのケンブ)‼‼』


……………はぁ。はぁ(ため息)やっと倒せたかっ!?」


ナ)ソラの水を纏った剣(つるぎ)が空の上から振り注ぎ、ルギルの背中に突き刺さって行き消滅していく。


一方、カレイは…。



~カレイside~



ナ)ヒカリ、ソラ、カイリがルギルを惹きつけに行ったのを確認したカレイは。


火「よしっ。今のうちだなっ!」


ナ)そういうとカレイは倒れている女の子まで、急いで走っていった。


火「っうしっと……。」


ナ)カレイはルギルがこっちに来ないかを再度確認し、女の子の傍へ……。


火「この子……。ん、やはり少し怪我してんな…。仕方ない。」


ナ)女の子を優しく抱きかかえるとヒカリ達がルギルを武器の技で次々に倒していく姿をカレイは感心してみていた。


火「ルギルを倒して、ヒカリ達の中の気持ちが少し成長したみたいだな。……よし。俺もこの子を村へ運ばないと…」


ナ)カレイは女の子を優先し、小さき村へ戻っていった。


火「すみません、村長さんいらっしゃいませんか?」


ナ)カレイは村長のカオキを探していた。


なぜなら、抱きかかえていた女の子の体温がどんどん高くなり、顔から汗が出ていたからだ。


傷から菌が入り高熱を出していたのだ。


火「カオキさんでも誰でもいいから、医者をお願いします‼‼‼」


ナ)カレイの言葉が村中に響き渡り、村長、ベン、医者が一斉にでできた。


村長(カオキ)「カレイさんって、これは大変だ!!」


ベン「ささ、カレイさん。こちらの部屋へ、その子を寝かせてください。」


火「はいっ!ありがとうございます‼‼」


ナ)カレイは村長とべンに案内されて、小さな診療所へ入っていった。


お医者様の名前はリュウゼというらしい。



~カレイside終~



ナ)カレイが女の子を抱きかかえて村へ戻っていったのを目で確認をしていたソラは、ヒカリ達へ怪我とかしていないか聞いていく。


蒼「ふぅ;ヒカリ、カイリ‼怪我はしていないか⁉」


光「うん;さすがに疲れはしたけど…。大丈夫♪」


海「僕が怪我だなんてする訳ないだろう♪余裕、余裕♪」


蒼「そうか。ならよかった…。」


光「それにしても、ソラすごいね☆。一人で9匹もルギルを倒しちゃうなんて♪」


海「ホントほんと♪それは僕もすごいって思ってたよ!」


ナ)ヒカリ、カイリに怪我がないのを確認できたソラは。


ソラは、カレイが無事に救助した女の子の事を心配していた。


蒼「ヒカリ、カイリ…。カレイ無事に救出できて、先に村へ戻っているはずだ。俺も、あの女の子が心配だし、村へ戻らないか?」


光「それは私も気になってたんだ!もちろんだよ、ソラ♪早く村へ行こう!カイリもそれで良いよね?」


海「当たり前でしょ!!ほらほら、いくよー!!」


ナ)ソラ達は急いで小さき村へ戻っていった。


カレイが救出したあの、女の子の無事を願って………。


~小さき村~



ナ)ソラ達は、村へ入るとすぐにカレイの姿を探した。


蒼「あれっ?カレイはどこにいるんだ?」


ナ)ソラが辺りを見渡していると、村長とベンが出てきた。


村長(カオキ)「あっ!ソラさんに、ヒカリさんにカイリさん!!ルギルを退治していただいて本当にありがとうございます。なんとお礼を言ったらよいのか……。」


光「いえいえ、どういたしまして♪」


海「あのお、カレイが助けた女の子はどこにいますか?」


ベン「あの女の子は、そこの診療所の中でカレイさんに付き添っていただいて薬が効いたのか、今は眠っておりますよ…。」


蒼「そうなんですね。教えていただきありがとうございます。」


ベン「いえいえ。では、俺たちは食事の用意をしてきますので。どうぞ、診療所で疲れを取っていてください。」


光「はい!お言葉に甘えさせてもらいます!」


ナ)ソラ、ヒカリ、カイリの3人は村長たちにお礼を言いカレイがいる診療所へ入っていった。



~診療所にて~



ナ)ソラ達は診療所に入るとすぐにカレイの姿を見つけて話しかける。


蒼「カレイ、その子どうだ?」


火「連れてきたときは高熱が出ていたんだが、今はリュウゼ先生のおかげで薬が効いて熱は下がったよ。」


光「えっ!?熱出てたって、本当にもう大丈夫なの…?(心配そうに)」


海「それに、その子。怪我してたんだね……。」


火「あぁ。でも怪我も治療してもらったし、後は回復と目が覚めるのを待つだけ。」


ナ)カレイの言葉を聞いたソラ、ヒカリ、カイリは安心したのか少し顔に疲れが出始めていた。


ソラ達が話していると、ここの診療所の医師であるリュウゼさんがヒカリ達に声をかけた。


村医「ルギル退治お疲れさまでしたね。あ、ここの医師のリュウゼといいます。見たところソラさん、ヒカリさんは少し疲れが出ていますね?」


蒼「あ。いえいえ、あの子の手当てをありがとうございました。」


光「えっ!?……はい。いきなりとはいえ、あの数のルギルと戦う事自体が初めてで……。」


海「二人はとりあえずリュウゼさん?に治療してもらってきたらいいよ!僕は、カレイとこの子の傍にいるからさ?」


村医(リュウゼ)「カイリさんのおっしゃる通り、僕に治療させてくれませんか?そんなに時間はかかりませんので…。」


蒼「わかりました。よろしくお願いいたします」


光「私も、よろしくお願いします!リュウゼ先生」


ナ)村医に案内されて別室へ移動をするヒカリとソラ。


ヒカリとソラが疲れを取る治療をしてもらってる間に、カイリは少しだけ睡眠を取ることにしたのだ。


いくら体力があるカイリでも、少なからず疲れが出ていたのだ。


カイリが眠ってから、カレイは女の子の目が覚めるようにと、見守り続けた。


火「カイリ、ありがとうな…。カイリだって女の子なのにさ、俺ももっと強くなってカイリが疲れないようにしていくから。…お休み、カイリ。」


ナ)それからしばらく経ち……。


水「んぅ………。」


ナ)眠っていた女の子からかすかに声が漏れ、目を覚ました。


火「!!」


海「ふわーあ(欠伸)…。カレイ?って!?」


水「ここは……?」


ナ)目を覚ました女の子は、体を起こしていた。


火「気が付いたのか?よかったぁ……。」


水「君は?って……。もしかしてミリアを助けてくださったんですね!!えとえと、ありがとうございます(*- -)(*_ _)ペコリ」


火「ミリア?って、キミの名前なんだね。いい名前だ。」


海「よかった!目が覚めたんだね!!あ、僕はカイリ、よろしくね?」


水「はい(^^♪……って。えええ!?Σ(・ω・ノ)ノ!」


ナ)突然の大声に別室にいたソラとヒカリも飛んできた。


蒼「なんだっ!?って!あ、起きたんだな。よかった、安心した。」


光「どうしたの?って、あ。さっきの子!起きたんでね?もう大丈夫?」


水「えとえと(;'∀')はい♪もう大丈夫です。」


ナ)あたふたしたり、笑顔になったりと忙しい妖精のミリアである。


水「えーと、この度は助けていただいてありがとうございました(*- -)(*_ _)ペコリ。きちんと自己紹介をさせてください。」


火「いえいえ。」


光「うん(^^♪」


蒼「おぅ!」


海「聞かせて?」


水「はい。


ミリアの事についてお話させてください。

……。


ミリアは、妖精の村の長老様からこの世界に異世界から来た4人の勇者様が小さき村にいると話を聞いて気になって来ました…。


でも、勇者様たちを見つける前に、銀白の狼に見つかってしまい、逃げるのに必死になっていました。


……逃げるのに夢中でミリアが狼に囲まれているのに気づけなくて……。


結果的に怪我を負ってしまい体力を使い過ぎて倒れたんだと思います。


ミリアは、水を凛々しく愛するという意味を持つと長老様から教えていただきました。


なので、ミリアの事はミリアと呼び捨てでお願いします。」


ナ)ソラ、ヒカリ、カイリ、カレイは、ミリアの話を静かに聞いていた。


だが、その中で小さき村でも言われていた聞きなれない言葉が出てきたのだ。


それは【異世界勇者】である。


異世界勇者が何なのかをミリアへ聞くことにした。


蒼「んー。大体の事は分かったぜ☆ただ、一つ聞いてもいいか?」


水「はい。何でしょうか?」


光「さっき言ってた【異世界勇者】って何のことかな?って。」


海「それは、僕も思った。ここの村長たちにも初め言われたし……。」


火「答えられる範囲でいいから、ミリア教えてくれないか?」


水「はい(^^♪そうですよね、わかりました。下手な説明になりますがお教えいたしますね♪」


火「あぁ。頼む。」


水「この世界には一つの言い伝えがあります。


『このキレイな世界に突如、魔物が現れた時。


闇の王が復活をし、キレイな世界の光が奪われることになる。


その光を守るために異世界と呼ばれている現代から、この世界の神様である、カヒエリル様の子孫・ルシード様の子孫・ライア様の子孫・ムウトネ様の子孫が現れた時。


この世界に復活を遂げた闇の王を滅ぼし、キレイな光が戻るであろう』


と言われています。」


蒼「ほぅ…。」


光「その神様の名前って……。」


海「闇の王……。それが僕たちが倒すべき敵なんだね。」


火「ムウトネ様…。ふむ…そういう事か…。」


ナ)ミリアが言う、この世界の言い伝えを聞いたヒカリ、カイリ、ソラ、カレイは自分たちの出生について思い当たることになる。


水「ここからがこの世界に呼ばれた原因だと思います。


使天 光(してん ひかり)様は、天界の女神【カヒエリル様】の子孫にあたります。


なのでヒカリ様のお姿が、天使になったのだと思います。」


光「えっ!?Σ(゚Д゚)」


ナ)ヒカリは昔、祖母に自分の出生には別の世界の神様が関係していると言われた事を思い出して、驚いていた。


水「双猫 海鈴(そうか かいり)様は、海猫の守り神の【ルシード様】の子孫にあたります。


なので、カイリ様のお姿が猫戦士になったのだと思います。」


海「双剣使いの神様だね。納得したよ僕は…。」


ナ)カイリは母親から双剣の使い手の神様の血を引いていると小さいころから聞かされていたので、驚くというよりも納得せざるを得なかった。


水「羽言 火霊(うごと かれい)様は、神羅万象の力を借りて言霊を使う神様の【ムウトネ様】の子孫にあたります。


なので、生まれつき言霊が使えたのではないでしょうか?」


火「そういわれてみれば…。」


ナ)カレイも思い当たることがあるのか、納得していた。


水「剣水 蒼空(けんすい そら)様は、蒼空の守護をしていた剣水使いの神様の【ライア様】の子孫にあたります。


なので、水や風、氷などの技を覚えていくことになると思います。」


蒼「まじか…。 俺ってそんなすごい神様の子孫だったのか!?」


ナ)ミリアが4人へ誰の子孫なのかを話し終えるころにはすっかり、部屋が暗くなっていた。


話し込んでいた5人へ村医のリュウゼが来て、『宿へ戻ったらどうか?』と伝えに来た。


ソラ達5人は村医にお礼を言い、治療費を支払い宿へと戻った。


結構な時間になっていたため、妖精の村への行き方は次の日に話し合うことにし、少し遅めのご飯を食べ、就寝するのだった。


ソラ、カイリ、カレイ、ヒカリはミリアと出会ったことでこの先にミリアの存在に助けられることが増えていくのをまだ4人はまだしらない。


~小さき村・3日目~



ナ)ソラ達は窓から差し込む朝日で起床した。


昨日、助けたミリアを【妖精の村】へ届けるために話し合うのだった。


蒼「おはよう!」


火「おはよ。相変わらず、朝から元気だなぁ…ソラは。」


光「おっはよぉ~(^^♪今日は、ミリアを妖精の村に届けるんでしょ?」


蒼「おぅ!もちろんだよ。だが、どうやったら妖精の村へ行くことができるのか……。」


海「ふわ~あ(欠伸)。うにゃ~(伸び)おはよう、ソラ、ヒカリ、カレイ。」


火「本当に猫だなカイリは( ´∀` )」


海「仕方ないでしょう!お布団がもこもこであったかくて出たくなかったんだからぁ……。……で、何の話をしていたの?」


蒼「ん?あー、カイリおはよう。今はどうやって妖精の村へ行くかって話だよ。」


海「ふむふむ。あのさ、それってミリアに直接聞けばわかるんじゃないの?」


光「あっ!そっか♪ミリアは妖精の村から来たって言ってたもんね?」


ナ)ミリアが妖精の村から来たのなら妖精の村への行き方もわかるんじゃないのかとカイリとヒカリが提案していた。


4人の話声を聞いて起床するミリアだった。


水「お…おはようございます??」


光「あ、おはよう♪ミリア(^^♪」


火「ミリアおはよ。タイミングのいい時に起きたな……。」


水「へ???」


海「お、ミリアおっはぁ^^」


蒼「おー、ミリア起きたのか!おはよう!起きたばかりで悪いんだが、今な。妖精の村への行き方について話しててな……。」


水「はい。それなら、安心してください(^^♪ミリアが責任もって妖精の村まで案内しますから^^」


火「ありがとうな。ミリア、すごく助かる。」


水「助けていただいたお礼です(^^♪」


ナ)ミリアに妖精の村へ案内をしてもらうことが決まったソラ達は、まだ日が出ていて明るい時間の今、妖精の村へ向かうことを決める。


蒼「よし。そうと決まれば、さっそく向かおうぜ!」


火「そうだな。どれくらい時間がかかるかわからないからなぁ…。俺はソラの意見に賛成だ!カイリとヒカリもそれでいいだろう?」


光「もっちろん!日が暮れてきたら、魔物も多いだろうし…。」


海「そうだね!僕もそれでOKだよ!」


水「今から妖精の村へ向かうのですね?了解しました。えーと、そしたらまずはこの村を出て南へ行くと草原を抜けた先にある森へ向かってください。」


蒼「おう!わかったぜ!」


ナ)ソラ達は村長、ベン、マルク、村医たちへ『お世話になりました』と挨拶をする。


村長たちから餞別(せんべつ)にと寝袋を人数分プレゼントされた。


ミリアから、4次元カバンを受け取り、その中に寝袋・薬草鞄・食料を入れ、村を出た。


村を出て、ミリアに教えてもらった南へずっと歩いていくと……。


霧がかかった深き森が少し離れた所に現れた。


蒼「だいぶ、南へ歩いたな…。」


火「あぁ。きっと、ミリアの言う森まであと少しといったところか…?」


光「あっ!ソラ、カレイ!あれってミリアが言ってた森じゃないかな?」


蒼「そうだな、きっと!」


火「ミリア、あの森であってるか?」


水「はい(^^♪あの森の中をずっと進んでいくと花畑があるのでその先に妖精の村があります!」


海「ありがとう、ミリア!さぁ、狼でもなんでもかかっておいでぇ!」


蒼「よしっ!じゃあ、はぐれないようについて来いよ!!」


ナ)ソラ達は、霧がかかった深き森の中へと足を入れていくのであった。


森の中は日の光が一切入らない闇が広がっていた。


カレイが精霊たちに力を借りて自分たちの周りだけを照らし歩きやすいようにした。


森の中を進んでいくと……。


オーク1「貴様らはこの森の侵入者だな!!(# ゚Д゚)」


オーク2「この森は我らの物だ!!侵入者は排除する!!行け、ルギル達よ、侵入者を排除すえうのだぁ‼‼‼」


ナ)突然、豚鬼(オーク)が飛び出してきて怒りだした挙句、ルギル11匹をソラ達へ向かわせたのだ…。


蒼「ん?って!?ルギルかよっ!!水空の剣(スイクウの剣)でてめぇらをたたっ斬ってやるぅー‼‼


(詠唱)


『我が名はソラ。俺の中にいる精霊よ、今こそ我に力を与えよ‼‼進撃‼水空の剣舞(スイクウのケンブ)‼‼』


狼「SE」


火「今回は俺だって戦えるんだ!

精霊たち、俺に力を貸してくれ!!



(詠唱)


『焔に宿りし精霊よ。そなたの光で相手に降らせよ!詠唱光焔(エイショウコウエン)‼‼焔の光(ホムラのヒカリ)』」


狼「SE」


光「私だって、ルギルを倒すんだからぁ!!


『天使の矢(ジェルアロー)‼‼‼』」


狼「SE」


海「僕だってまっけないよぉ!!

森鈴の双剣(シンリのそうけん)

『木葉の舞!!』」


狼「SE」


ナ)ヒカリ達が次々にルギル達を倒した為オークは怒り心頭でソラ達へ向ってきた。


オーク1「俺らが直々に排除してやる!!(# ゚Д゚)」


オーク2「さぁ、いくぞぉ…!!!(# ゚Д」


ナ)迫りかかってくるオークを倒そうと武器を構えた時、3人の武器が成長をしていた。


ヒカリの武器の『天使の弓矢』は『加護の弓矢』へ。


カイリの武器の『森鈴の双剣(シンリのそうけん)』は『海嵐の双剣(カイラのそうけん)』へ。


ソラの武器の『水空の剣(スイクウのつるぎ)』は『森風の剣(シンプウのつるぎ)』へ。


と、成長をしたのだった。</font>


光「すごいすごい(^^♪私の武器が成長したぁ、これなら、勝てるね(^^♪」


海「おぉー☆僕の武器も成長してさらにかっこよくなったよ!きっと威力も上がったんだね!!」


蒼「うっしゃあ!!俺のも成長したぞぉ!!」


オーク1「くそぉ!!こんな時に武器が成長するなんてぇーーー!!!(# ゚Д゚)」


オーク2「お前たち、武器が成長したからって!俺達には勝てるはずがないんだぁーーー!!(# ゚Д゚)」


ナ)容赦なく攻撃をしてくるオークたちの攻撃をかわすソラ達。


成長した武器での技も威力を増していることにはオークたちは気づかないのだった。


蒼「うおっ;あっぶねぇ;

今度は俺の番だぜ!成長した俺のこの森風の剣(シンプウのつるぎ)で貴様らをたたっ斬る!!」


ナ)ソラの森風の剣(シンプウのつるぎ)に蔦(つた)が纏い、風と共に剣に力が溜まっていく。


ソラが剣でオークを斬ると蔦がオークの体に巻き付き、風の刃がオークを切り刻んでいく。


オーク1「ぐああああ‼‼‼」


光「空を飛べるって気持ちいねぇ~(^^♪そんな攻撃効くわけないよ?

今度はこっちの攻撃を受けなさい!!


(詠唱)


『森の聖霊よ、今ここにソナタたちの加護を我が矢に力を授けよ‼‼この森に住まう魔物に加護の天罰を!! 加護の矢(プロテクトアロー)ーー!!』」


ナ)森の聖霊の加護を受けた矢はオーク2体へ飛んでいき突き刺さる。


オーク1&2「グワアアアアアア!!!!」


海「とどめは、僕だよ!!

さぁて、僕の海嵐の双剣(カイラのそうけん)での攻撃!!

進撃!!海嵐の双剣、『魚雷(ギライ)の渦』」


ナ)どこからともなく魚達が集まりだし、雷を纏ってオーク2体の周りに渦を巻き閉じ込め、雷魚達からの雷の攻撃を受けたオークは苦しみながら消滅していった。


海「やったね!」


光「うん!」


蒼「おぅ!」


火「3人ともお疲れ様な。ミリアは俺が守ってたから安心しろよ?」


水「はい!カレイさんの言霊(ことだま)はまるで魔法みたいにキラキラしていてとてもかっこよかったですぅ♪」


ナ)オークたちを倒したソラ達の前に突然花畑が出現した。


蒼「はっ?今まで森だったよな?」


火「あぁ。まさかとは思うがオークを倒したから出現したとか?」


光「その可能性は、あるんじゃないかな?だって、現に花畑が出てきたんだから。」


海「何にしても、この花畑の先に妖精の村があるのなら、早いとこ行こうよ!!」


蒼「おう、そうだな!!ミリア、どこらへんにあるんだ?」


水「えーと、結界が張ってあるのでミリアが案内します(^^♪」


ナ)ミリアに案内をされるまま花畑の中を歩いていくソラ達は、花畑の奥にミリアが結界と思われる場所に入っていった。


それを見ていたソラ達も躊躇することなく、結界の中へと入っていくのだった。


中に入ると、たくさんの妖精たちが村内を飛び回っていたり、話し合っていた。


その中でも年老いた妖精がソラ達のもとへとゆっくり飛んできた。


長老「これはこれは、ミリアを助けていただいて、ありがとうございますじゃ。さて、今日はだいぶお疲れの様に思いますから。どうぞ宿へ行きゆっくり睡眠を取ってくださいませ。」


蒼「ありがとうございます。お言葉に甘えてそうさせていただきます。」


ナ)ソラ達4人は宿へ行き、久しぶりのお風呂、食事を済ませ、ふかふかの布団で就寝をするのだった。