✿本編:【謎解き童話~赤ずきん編~】
黒猫:この物語は、みにゃ様の知る童話にょ世界ではありますが。。。このにゃぞ解き童話には、圧倒的に足らにゃい物が沢山あるのにゃ。
黒猫:さてさて、この謎解き童話の世界に入り込んで来る今度の人間は、果たしてちゃんとこの物語を元に戻せるのだろうか。。。。。
黒猫:見ものだにゃあ♪
✿:少しの間
凉鈴(すず):「えーと。。。赤ずきんは、狼に食べられてしまったおばあさんを猟師のおじさんと一緒に。。。。あれ?」
玲空(れく):赤ずきんの童話を読みながら、突然難しい顔をしだした凉鈴。。。
玲空(れく):「凉鈴?どうした?」
凉鈴(すず):「あ、玲空にぃ。。あのね。。今赤ずきん読んでたんだけど。。。見て貰った方が早いかな。。。。」
玲空(れく):凉鈴から赤ずきんの童話の本を見せて貰うと。。。。あれ? なんだこれ?
玲空(れく):「(小さい声で)赤ずきんの話って、狼に赤ずきんとおばあさんが食べられて。。。猟師のおじいさんが確か助けに来るっていう話だったよな。。。。。コレはどう見ても。。。」
凉鈴(すず):「ね?何かおかしいよね。玲空にぃ。」
翔逢(とあ):リビングに降りて来た俺は、何やら妹と弟が難しそうな顔をして悩んでるのに気がついて。何かあったのかと近寄って行く。
翔逢(とあ):「ん?凉鈴、玲空?どうしたんだよ、そんなに難しい顔して悩んで。」
凉鈴(すず):「あ!翔逢にぃ!あのね、赤ずきんの童話の本が何かおかしいの。。。」
玲空(れく):「あ!翔逢にぃ!凉鈴が読んでる赤ずきんの本の中がおかしい事になっているんだよ!」
翔逢(とあ):「ん? 童話の本の中がおかしい事になってる?って一体何の話なんだ?」
凉鈴(すず):「翔逢にぃ、とりあえず見て!!」
翔逢(とあ):凉鈴が切羽詰まった様子で赤ずきんの本を俺に渡してきた。とりあえず手に取り、何がそんなにおかしい事になってるんだ?と本の中を読んでいくと。。。。
翔逢(とあ):「へ? 何だ。。。これ?」
翔逢(とあ):本の中を見ると、カラーの絵から色が無くなって白黒になってたり。赤ずきんが花を摘む所はグルグルと渦巻きになってたり。。。。
凉鈴(すず):「ね!翔逢にぃ、おかしいでしょ?」
翔逢(とあ):「あ。。あぁ。。これは流石におかしいな。。。」
玲空(れく):「だよなぁ。。。もしかして、本の世界で何か起こってるんじゃないのか?」
凉鈴(すず):「えぇー!!それは大変だよ!!赤ずきんの話が読めなくなるのは絶っったい嫌だぁー!」
玲空(れく):「凉鈴落ち着けって。」
翔逢(とあ):「ふぅーむ(考え事をする)」
✿:少しの間
黒猫:”おぉーい!本の前に座ってるそこの人間!”
凉鈴(すず):「ふぇ!? 本の中から、こ、声、声が聞こえたー!!お、お、お化けー!!」
黒猫:”にゃーは、お化けにゃんかじゃにゃいにゃあ!!”
玲空(れく):「うぉっ!? 本の中から声、声がきこ、聞こえる!?」
黒猫:”にゃんにゃー? 本の中から声が聞こえたらそんなにびっくりするのかにゃあ?”
玲空(れく):「いや、普通はびっくりするっての!!」
黒猫:”そういうもんにゃか。。。ふむ。仕方にゃい、では。君たち3人を本のにゃかの世界に呼ぶ事にするにゃ♪”
翔逢(とあ):この本について考え事をしていたが、突然本の中から猫?の声が聞こえてきて、考えるのをやめた。
翔逢(とあ):「本の中に呼ぶ事にするって。。。ちょっと待て!!」
黒猫:”さぁーあ!この童話の謎を全て解く勇者凉鈴、勇者玲空、勇者翔逢。にゃーの、元へ召喚するにゃあー!!!”
凉鈴(すず):猫?さんが、そういうと、赤ずきんの本が急に光だして、眩しくて目を閉じてしまった。
凉鈴(すず):「ま、眩しい!!」
玲空(れく):「何だ!? この光は!?」
翔逢(とあ):「凉鈴ぅー!!玲空ぅー!!!」
✿:少しの間
黒猫:「はぁ~(ため息) おーい!勇者凉鈴、勇者玲空、勇者翔逢、起きるにゃあ!」
凉鈴(すず):猫の声が聞こえて、目を擦(こす)ってから開くと。。目の前に黒猫がちょこんと座ってこっちを見ながらため息をしていた。
凉鈴(すず):「えーと。。。。ここは?」
凉鈴(すず):キョロキョロと辺りを見渡すと、赤ずきんが静止してた。
凉鈴(すず):「ここって。。。赤ずきんの本の中?」
黒猫:「そうにゃあ!今は悪い魔女の魔法のせいで、この赤ずきんの本の世界は、謎解きだらけに、にゃってしまったにゃあ。。。」
凉鈴(すず):「だから、何かおかしかったんだ。。。どうやったら、魔法は解けるの?」
黒猫:「んにゃあ、それを話す前に。。凉鈴、おぬしの兄二人を起こしてくれるかにゃ?」
凉鈴(すず):「う、うん!わかった!!」
凉鈴(すず):黒猫の前足の先を見ると、玲空にぃと翔逢にぃが眠るように倒れて居た。
凉鈴(すず):玲空にぃと翔逢にぃのそばまで駆け寄っていく。
✿:間
凉鈴(すず):兄達の胸が上下に動いてるから、呼吸はできてるから命に別状はなしっと。
凉鈴(すず):「玲空にぃ!!翔逢にぃ!!起きて!!」
玲空(れく):遠い意識の中、凉鈴の声が聞こえたと思ったら腹部に衝撃が走った。
玲空(れく):「うぐっ。。。」
凉鈴(すず):「あれ?起きなかった?じゃあ、もう一発!」
玲空(れく):「凉鈴待て!起きてる!俺起きてるから!!その足を戻してくれ!!」
凉鈴(すず):「なぁーんだ。起きてたのか。。。つまんなぁい。」
玲空(れく):「つまらなくていい!!俺の腹を足で思いっきり踏んだだろ!!」
凉鈴(すず):「えぇー? なんの事かなぁ? 私は知らなぁーいなぁー?」
翔逢(とあ):「んん。。。凉鈴、玲空、何をそんなに騒いでるんだよ。。」
玲空(れく):「聞いてくれよ翔逢にぃ!!凉鈴が俺の腹を、足で思いっきり踏んだんだよ!!酷いだろ?」
翔逢(とあ):「ん?凉鈴、玲空の腹を足で思いっきり踏んだのか?」
凉鈴(すず):「そんなことしてない!!玲空にぃが嘘言ってるの!!」
翔逢(とあ):「だと。玲空、凉鈴何もしてないってさ。どんまい。」
玲空(れく):「おい!こら!!凉鈴!!完全に踏んだだろ!!」
凉鈴(すず):「私。しーらーなぁーい♪♪」
黒猫:「にゃあ~。。もういいかにゃ?君たち3人の漫才にはおにゃかいっぱいにゃあ。。早くこっちに来るにゃ。」
凉鈴(すず):「あ!そうだった!今行くね!黒猫さん!」
玲空(れく):「ちょっ!? 腕をそんなに引っ張るなっての。。」
翔逢(とあ):「(独り言)本の中から聞こえていた、あの声の正体が、凉鈴が駆け寄って行った黒猫?ってことか? でも、なんで、俺たちは、今。。。本の。。。中。。。にいるんだ?」
翔逢(とあ):ん?本の中? 俺は辺りを見渡した。静止した赤ずきんには、色がなく白黒になっていた。
翔逢(とあ):それに、パズル?みたいにピースがバラバラになっている場所もあるな。。。。
翔逢(とあ):童話の世界に一体何が起こっているんだ。。。?
✿:間
黒猫:「まったくぅ。兄二人を起こすのに、にゃん分経ってるのにゃ?」
凉鈴(すず):「ごめんね、黒猫さん。。。」
玲空(れく):「うぉっ!? 黒猫がしゃ、しゃ、喋った!?」
黒猫:「うるっさいにゃあ! にゃーが喋ったらにゃにかおかしいのかにゃあ?」
玲空(れく):「いや、普通は、喋らねぇーだろ。。。。」
凉鈴(すず):「うんうん。」
黒猫:「まぁいいにゃ。して、勇者凉鈴、勇者玲空、勇者翔逢。おぬし達には、この童話の世界を救う勇者としてにゃーによって召喚されたにゃ♪」
翔逢(とあ):「なぁ、黒猫さん。この童話の世界は、一体何が起こってるんだい?」
黒猫:「ふむ。話を進められるからありがたいにゃ♪」
翔逢(とあ):「凉鈴、玲空、黒猫さんの話聞くぞ。」
凉鈴(すず):「はーい!」
玲空(れく):「へーい。」
黒猫:「先程ちょろっとにゃ、勇者凉鈴には。はにゃしたけどにゃあ。。もう1回はにゃすにゃよ。」
翔逢(とあ):「あぁ、ごめんな、よろしく頼む。」
黒猫:「あいにゃ♪ 今おぬし達の世界に存在する童話全ての本の世界に呪いと言われる、悪い魔女の魔法がかけられてるにゃよ。」
凉鈴(すず):え!? この赤ずきんの話だけじゃなかったの!?それは大変だ!!
玲空(れく):まじかよ。。。童話の世界に呪いをかけるって一体どんな恨みがあるんだ、その魔女。。
黒猫:「おぬし達にはにゃ、この呪われて魔法がかけられた童話の世界を元に戻して欲しいのにゃ♪♪」
翔逢(とあ):「元に戻すって、どうやって戻せばいいんだ?」
黒猫:「にゃむ。それにゃんだかにゃ。。謎解きをして欲しいのにゃ。」
玲空(れく):「謎解き!?」
黒猫:「そうにゃあ。辺りを見渡してもらえると分かると思うにゃが。。。色を取られて白黒にゃったり、パズルにされてピースがバラバラに。にゃったりと。。。まぁ、呪いを解いて行って欲しいのにゃ♪」
玲空(れく):「どうやって謎解きをしていけばいい?」
黒猫:「やり方を伝えるにゃ。こっちに来るにゃよ。。」
凉鈴(すず):黒猫さんは、静止してしまった赤ずきんの前に移動して行った。
黒猫:「ここを見るにゃ。。」
凉鈴(すず):黒猫さんが前足で示す所を見ると、問題①と書かれた立て札があった。
玲空(れく):黒猫の示した問題に目を通していく。
黒猫:「問題①と書かれているにゃろ?」
翔逢(とあ):「ん、あぁ。書かれているな。。。」
黒猫:「この問題①と書かれた立て札に正解の色の名前を記入して行って欲しいのにゃ♪ 要は、早い話にゃよ? 【問題】があるにゃ。それに【答え】て行って欲しいにゃよ。」
玲空(れく):謎解きか!!よし!俺の出番って訳だ!!さてさて、最初の問題は。。。。。。
黒猫:「では、問題①。色の三原色は何色か? にゃよ」
凉鈴(すず):「色の三原色って言ったら。。。あれよね?」
玲空(れく):「ん?あぁ。アレであってると思うぞ!」
翔逢(とあ):「そうだね。色の三原色の答えは。。。赤、黄色、青。。」
黒猫:勇者翔逢が答えを言った途端、問題①の立て札が消え。静止していた赤ずきんに色が戻ってきたにゃ。
黒猫:「流石にゃ♪ おぬし達は。この謎を解くことが出来るんにゃね!! その調子でどんどん解いてくにゃ♪ あ、但し、ライフポイントがゼロにならないようにだけ気をつけて欲しいにゃ♪」
凉鈴(すず):「ライフ。。。ポイント???」
黒猫:「そうにゃ♪」
玲空(れく):「もしかして俺たちの頭の上についてる【♡×5】ってやつか?」
黒猫:「にゃにゃ♪」
翔逢(とあ):「因みに間違えると、どうなるんだ?」
黒猫:「んー。。。間違えるとにゃ? おぬし達よりも前に来た勇者は、問題を間違えたらにゃ」
凉鈴(すず):「うん、間違えたら?」
黒猫:「服にゃか? それがボロボロに、にゃってたにゃよ」
凉鈴(すず):「。。。。え!?」
玲空(れく):「服がボロボロになるってー事は、ライフポイントが全部なくなったら。。。まさかとは思うが。。。。」
玲空(れく):俺の予想が合っていれば。。凉鈴がもし、もしだぞ。もし万が一、ライフポイントがゼロになった場合は。。。服が消え失せて。。。ぜ。。。ぜ。。。全裸に、なっちまうって事。。なのか!?
凉鈴(すず):玲空にぃから、邪念が漏れてきて。なんでか分からないけど寒気を感じた。
翔逢(とあ):「まぁ、なんだ。要は、問題を間違えなければ大丈夫って話だろ?」
黒猫:「にゃにゃ♪ そうにゃるにゃ♪」
玲空(れく):「慎重に解いてこうぜー!(絶対に、凉鈴の裸は俺が守る!!)」
凉鈴(すず):「玲空にぃ、なんか言った?」
玲空(れく):「いや、別になんにも言ってねぇーよ!?」
凉鈴(すず):「フゥーン。」
翔逢(とあ):「ほら凉鈴、玲空、あっちの問題解いちまおう。行くぞ。」
凉鈴(すず):「あっ。待ってよー。翔逢にぃ!」
玲空(れく):「謎解きは俺に任せろよー!」
黒猫:「はぁ~(ため息)。。先が思いやられるにゃあ。。」
✿:間
黒猫:「次の問題は、これにゃね。。。」
玲空(れく):「うっわー。。なっつかしいなぁ。。絵合わせパズルか!!」
凉鈴(すず):「わぁあ!本当だ!懐かしい♪♪ 好きだったなぁ、絵合わせパズル。。。」
翔逢(とあ):「だが、最後のピースはどこにあるんだ?」
黒猫:「わからにゃいにゃ。とりあえずにゃ、先に最後のパズル以外を完成させるにゃよ!」
凉鈴(すず):「うん!わかった!!玲空にぃこれ、私やっていい?」
玲空(れく):「あー。うん。いいよ。凉鈴のが早く解けるもんな!」
凉鈴(すず):「んふふ♪ まっかせっなさーい!」
玲空(れく):凉鈴は、絵合わせパズルをものの5分で完成させてしまった。最後のピースが光り輝いて、パズルの中に戻っていき、赤ずきんが摘むであろう花畑が戻って行った。
黒猫:「勇者凉鈴、早いにゃあ♪♪ さすがにゃあ♪♪」
✿:間
黒猫:「次の問題はすぐそばにゃね♪」
凉鈴(すず):「次の問題ってそんなに近くなの?」
黒猫:「そうにゃあ♪」
翔逢(とあ):辺りを見渡すと、花畑の側の木に隠れてる狼には、尻尾が消えてしまっている様だった。。。
翔逢(とあ):「もしかして、狼の尻尾が消えちまってるのが次の問題か?」
黒猫:「良く分かったにゃあ!」
玲空(れく):「えーと、どれどれ。。問題③。狼の尻尾を忠実に再現しなさい。ねぇ。。。いいじゃん!この問題は俺がやっていいか凉鈴、翔逢にぃ?」
凉鈴(すず):「うん!玲空にぃは絵描くの上手いからお願いします!!」
翔逢(とあ):「忠実に再現か。。。難しそうだけど、まぁ。玲空なら大丈夫だろ!頑張れよ、玲空!」
玲空(れく):「あぁ!!任された!!」
玲空(れく):赤ずきんの童話に出てくる狼の尻尾の形を思い出しながら、問題③の所に置いてあった魔法のペンを手に取り、狼の尻尾を忠実に描いて再現していく。
✿:少しの間
凉鈴(すず):玲空にぃが描き終わって少しすると、狼のしっぽが光り輝いて狼に生えて行く。
翔逢(とあ):光り輝いて狼に生えて行く姿はとっても綺麗だと、思った。童話の中に入る事もそうだが、貴重な体験ができてるんだなぁってしみじみ思う。
黒猫:「勇者玲空!さすがにゃあ!!これで後の問題は残り2つにゃあ♪ このまま正解するにゃあ♪」
凉鈴(すず):そういいながら、黒猫さんは。次の問題がある場所まで〖こっちにゃよ〗といいながら尻尾を揺らして歩いて行く。
玲空(れく):黒猫の後に続いて歩いていく、凉鈴が可愛くて可愛くて。。。後ろから見てるとThe少女と黒猫!って感じの絵だ!
翔逢(とあ):玲空の背中をポンポンっと叩いて、早く着いてけと催促する。
✿:間
黒猫:「次の問題は、ここにゃね。。。」
凉鈴(すず):黒猫さんから、次の問題の場所へ案内をされて私たち3人は、辺りを見渡して固まってしまった。
凉鈴(すず):猟師のおじいさんの衣服が消えてしまって裸になっている事、おじいさんの持つ猟銃がバラバラのピースになってしまって、草木の間や、蝶々の羽根の上や、色んな所に散らばってしまっていた。
凉鈴(すず):「猟師のおじいさん。の。。服どこにあるのかな。。?(ちょっと、目のやり場に困るんだけどなぁ。。。)」
玲空(れく):凉鈴が猟師のおじいさんの服が消えて裸になってしまっているのを見て、目のやり場に困ってるのが見て取れる。
玲空(れく):凉鈴の両目を俺は手で覆って、おじいさんの裸を見ないように隠した。
玲空(れく):「凉鈴、見ちゃダメだ。凉鈴には、まだ早い!」
凉鈴(すず):「うわぁっ!!玲空、玲空にぃ!?」
黒猫:「翔逢、こやつらは普段からこうにゃのかにゃ?」
翔逢(とあ):「ん?あぁ。まぁ、義理とはいえ、玲空と凉鈴は兄妹だからなぁ。。なんでだい?黒猫さん。」
黒猫:「そうにゃのか。。。いや、にゃんでもにゃいにゃ。。。(にゃーにも兄妹が居たら、こんな風に楽しいのだろうか。。。少し、こやつらが羨ましいにゃあ。。。)」
翔逢(とあ):「それで?ここの問題は。。。どこに書いてあるんだ?」
黒猫:「問題③までは、立て札が置いてあったのにゃが。。。後2つの問題は。。。パズルのピースを完成させると立て札が出てくる仕組みらしいのにゃよ。。だからにゃ? まずは、猟銃のパズルを完成させるのにゃあ♪」
凉鈴(すず):「あ。。でも、散らばってるパズルのピースを集めなきゃいけないって事だよね?」
玲空(れく):「あぁ。そうだよなぁ。しっかし、辺りを見渡す限り、結構な量のピースが隠れてたりしてるよな?」
翔逢(とあ):「そうだなぁ。。まぁ、時間かけないように手分けして集めよう!な、凉鈴、玲空!」
玲空(れく):「しかたねぇーなぁー。うし!凉鈴、手分けしてピース集めちゃおうぜ!」
凉鈴(すず):「うん!そうだね、黒猫さんの為にも、赤ずきんの物語の為にも、早く集めちゃおう!」
翔逢(とあ):「よし!じゃあ各自集めたらまた、ここに戻ってくるように!」
凉鈴(すず):「分かった!」
玲空(れく):「OK!」
黒猫:勇者翔逢、勇者凉鈴、勇者玲空の3人はバラバラに散らばってしまったパズルのピースを手分けして探しに物語の世界に入って行った。
黒猫:猟銃のピースが何ピースあるのかは、にゃーには分からにゃいが。。。。この物語を完成させにゃいと、あの3人は、現実には戻れにゃいからにゃあ。
✿:少しの間
黒猫:だいたい20分が経過し、パズルのピースを探しに行った3人が、両手にピースを抱えて戻ってきた。
凉鈴(すず):「はぁ~(ため息) 私の方はコレで全部だったよぉー!」
黒猫:勇者凉鈴が抱えてきたピースを地面にそっと置く。
玲空(れく):「俺も!結構な量見つけてきたぞー!」
黒猫:勇者玲空も抱えていたピースを勇者凉鈴が置いたピースの横にそっと置く。
翔逢(とあ):「俺の方は、案外少なかったな。。」
黒猫:勇者翔逢も、抱えていたピースを勇者凉鈴、勇者玲空が置いたピースの横にそっと置く。
翔逢(とあ):すると、どういう事だろう。パズルのピースが光り輝いて猟銃の形にカチっ、カチっとハマって行く。
玲空(れく):光り輝いてピースがくっついていく現象は、見ていて飽きない。そりゃあそうか、現実ではこんな不思議な事起きたりしないもんなぁ。。。
凉鈴(すず):本当にこの光り輝くピース達は見ていて綺麗だと思う。何となく、冬によく各地で開催されるイルミネーションがまるでドローンを使ってキラキラと色んな形になっていく様に感じた。
黒猫:猟銃が完成し、猟師のおじいさんの服が自動で描かれて行く。この問題④は、3人が協力をしてパズルのピースを集めてくる。って事だったのかにゃあ?
黒猫:何はともあれ、問題④はコレで完成にゃね。
✿:間
凉鈴(すず):猟銃が完成すると、猟師のおじいさんの服が自動的に光り輝いて、完成されていった。その後、最後の問題への道標が地面に光り輝いて現れた。
玲空(れく):「よし!コレで残りは最後の1つ!あと少しだ、頑張ろうな!凉鈴!翔逢にぃ!」
翔逢(とあ):「あぁ。そうだな!凉鈴、玲空、最後まで気を抜かずに行こうな!」
凉鈴(すず):「うん!行こう!玲空にぃ、翔逢にぃ、黒猫さん♪」
黒猫:光り輝く道標(みちしるべ)の上を1歩また1歩と前に進んでいく。後ろを時々振り返りながら前に進んで行くが、問題がとかれた童話の話の登場人物達が、笑顔で、勇者凉鈴、勇者玲空、勇者翔逢に手を振っていた。
✿:少しの間
黒猫:最後の問題の場所に着いた。そこには、立て札と、物語が書かれている本のページが開かれて置かれていた。
凉鈴(すず):わぁ~♪♪凄い!! でも、やっぱり最後の問題は。。。(辺りを見渡し)うん。やっぱりそうだ。この世界に来る前に読んでた本の内容のまま止まってるんだ。。。
玲空(れく):赤ずきんの童話の中の謎解きの最後の問題。。それは、凉鈴に見せてもらった最後のページがごちゃごちゃになっていた。
翔逢(とあ):最後の場所には、大きな鏡?いや、ポータル?が、ポツンと置いてあった。ただ、まだ何も映していない様子だ。最後の問題を解いた後にコレが光るのか、起動するのか。。
黒猫:「最後の問題にゃあよ。問題⑤。この赤ずきんの物語の最後のお話のページで正しいのを選びにゃさい。
黒猫:①猟師のおじいさんと赤ずきんは一緒におばあさんの家に行き、狼のお腹の中にいるおばあさんをハサミを使って助ける。
黒猫:②狼に食べられてしまった赤ずきんとおばあさんを助ける為に森の動物達と猟師のおじいさんがおばあさんの家に向かい、狼のお腹の中にいるおばあさんと赤ずきんをハサミを使って助ける。
黒猫:③おばあさんの家から狼のいびきの音が大きく。それに気がついた猟師のおじいさんは、おばあさんの家に近寄る。窓から中を覗いたおじいさんはベッドに眠る狼の姿に驚いた。狼のお腹に耳を当てるとおばあさんと赤ずきんの声が微かに聞こえ、鞄から大きなハサミを手に持ち、狼のお腹をジョキンっジョキンっと切りおばあさんと赤ずきんを助ける。」
凉鈴(すず):「3択!? あ、でも。。。コレ答え分かった!!玲空にぃと翔逢にぃは答え分かった?」
玲空(れく):コレ、正解は③だよな。。どう考えても。1つだけ内容が長いし的確に書かれてるし。。。
玲空(れく):「おぅ!俺も答え分かったぞ!」
翔逢(とあ):コレ多分③だな。。。記憶の隅にある赤ずきんの最後のページの内容を思い出す。うん。答えは③だ。
黒猫:「答えは決まったかにゃあ?」
凉鈴(すず):「うん!もちろん!ね?玲空にぃ、翔逢にぃ!」
玲空(れく):「おう!」
翔逢(とあ):「まぁな!」
黒猫:「にゃむ♪ にゃら3人同時に答えるにゃあよ!」
凉鈴(すず):(小さい声で)せーの。
凉鈴・玲空・翔逢:「「「最後のページの答えは3番!」」」
黒猫:「にゃははははは♪♪ 勇者凉鈴、勇者玲空、勇者翔逢、流石にゃあ!!コレでこの世界は完成したにゃあ♪ ありがとうにゃあ!!」
玲空(れく):そういうと黒猫は、キラキラと光り輝いて大きな鏡?ポータルの中に消えていった。後ろを振り返ると、赤ずきんの登場人物達がこちらを見て〖ありがとう!〗と手を振っている。
翔逢(とあ):「さぁ、凉鈴、玲空ポータルに入って家に帰ろう。」
凉鈴(すず):「うん!玲空にぃ行こ!」
玲空(れく):「そうだな!行くか!」
黒猫:凉鈴、玲空、翔逢の3人はポータルに写った現実世界のリビングに入って行き。無事に家に帰れた様子にゃった。
黒猫:また、別の物語の謎解きが必要になったら呼ぶかもしれにゃいにゃあ! その時は、また会えるのを楽しみにしておくにゃあ♪♪
❀:✿謎解き童話~赤ずきん編~✿終わり。続くかも?
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